ずっこけ宣教道 第6回 タイ篇
松本望美北朝鮮宣教会所属 タイとミャンマー、ラオスの国境が接している「ゴールデントライアングル」という場所に出かけたことがある。 ここは麻薬地帯とも呼ばれている場所でもある。 タイに多くの脱北者が流れており、中国国境を […]
みことばを白衣の下にまといつつ 第2回 平和の道具
斎藤真理内科医 必携品 幼心に覚えている朝の日常。母は、父の靴を磨いて玄関にそろえていた。「定期は? お財布は? ハンカチは?」といつも聞いていた。仕事人の必携品だ。 最近の私といえば、車通勤だからか、カバンになんでも詰 […]
文学ジャンル別聖書の読み方ガイド 第18回 律法の解釈 (下)
関野祐二聖契神学校校長 新約聖書で更新され、今日の私たちにも有効な旧約律法が「十戒」と「二大基礎律法」(神/人を愛せよ)であり、それ以外の膨大な旧約律法に直接の拘束力がないのなら、なぜそれら後者が霊感された聖書の一部と […]
福祉を通して地域に福音を 第8回 和解の指切り
佐々木炎 小野信夫さん(仮名)は八十歳代で、七十歳代の奥様と娘さんご家族と同居しています。中小企業を創業して四十年間、信夫さんには「人と時代に媚びることなく自分の力でやってきた」というプライドがありました。 昨年の夏、 […]
草ごよみ 8 ヒルガオ
上條滝子イラストレーター ヒルガオは今でもごくありふれた道端の夏の草だ。街路樹の下植えの植物に絡まったりして咲くこのヒルガオの花が幼い頃から大好きで、六十五歳のこの年齢になっても、その同じ目でこの花を見ている自分に気付 […]
時代を見る目 178 現代ドイツ文学の世界から<1>
映画「愛を読むひと」原作者の信仰
松永美穂日本同盟基督教団・徳丸町教会員/早稲田大学文学学術院教授 ドイツ文学研究者の端くれとして大学で教鞭を執る身であるが、ベルンハルト・シュリンクの小説『朗読者』を翻訳したことで、人生が少し変わったような気がしている […]
ずっこけ宣教道 第5回 中国篇
松本望美北朝鮮宣教会所属 中国と北朝鮮の国境沿いの町。北京に戻るには、たいてい夜遅く出発する汽車に揺られることが多かった。 吉林省。雪の降る寒い夜。人もまばらで静かな待合室。 すると、遠くから女性の叫び声が聞こえて […]
みことばを白衣の下にまといつつ 新連載 第1回 人を生かす「Why?」
斎藤真理内科医 「教育の目的は、学習者の中に価値ある変化をもたらすこと」 医師とはいえ、大学附属の病院に勤めている教員でもある私は、明けても暮れても、教育者であることを意識させられている。医師不足が叫ばれている昨今、恵ま […]
文学ジャンル別聖書の読み方ガイド 第17回 律法の解釈 (上)
関野祐二聖契神学校校長 「律法」と聞くと、私たちは反射的に律法学者・パリサイ人の硬直した律法主義を連想し、律法VS福音のような対立概念でとらえ、律法の束縛から今は自由なのだ、と強調します。そのせいか、モーセ五書に収録さ […]
福祉を通して地域に福音を 第7回 受けとってみよう
佐々木炎 島田律子さん(仮名)は八十歳代、要支援2で一人暮らしです。七年前から介護保険で訪問介護と通所介護を利用しています。律子さんは「最期まで自宅で過ごしたい」と希望し、身の回りのことをヘルパーさんと一緒にやりながら […]
草ごよみ 7 ホタルブクロ
上條滝子イラストレーター ホタルブクロは釣鐘形の大きな花がよく目立つ楽しい野草だ。 ホタルブクロとヤマホタルブクロの違いは五つに分かれている萼の間に上向きに反転する小さな萼片があるのがホタルブクロ、ないのがヤマホタル […]
時代を見る目 177 裁判員制度に臨んで<3>
祈りと信仰によって職務を遂行しよう
湊信明日本福音キリスト教会連合・キリスト教朝顔教会員 弁護士 裁判員制度で審理される事件は、殺人、強盗致傷などの重大犯罪です。中には、連日のようにマスコミが報道し、多くの人々が興味本位に?するような事件を審理することも […]
ずっこけ宣教道 第4回 中国大連篇
松本望美北朝鮮宣教会所属 語学学校の近所を散歩していると、「献血中心(センター)」の看板が目に入った。 私は献血が大好き。迷わず献血中心に飛び込んだ。 なんとも薄暗い入口に受付の机があって、一人の看護師らしいおばさんが […]