祈り祈られマリエリ交換日記 第4回
祈られて、祈られて
大嶋裕香 鳩ヶ谷福音自由教会会員・川口市主任児童委員
美由記ちゃんへ
美由記ちゃんにハンドマッサージしながら結婚の話題を振ったのでしたっけ。マッサージを受けると、心も体もほぐれるのよね、きっと。正直な気持ちを書いてくれて、ありがとう。
美由記ちゃんから、「結婚したい、と思っています。パートナーが必要です」と聞いてから、私ガンガン祈っていたのよね。
結婚の導きについては、詳しくは『祈り合う家族になるために』(いのちのことば社)に書いたのですが、私は自分の結婚のことを祈っていなかったの。いや、祈れなくなっていたの。
結婚願望はあったのだけど、夫と出会う前に交際した人との関係で男性不信になっていたんだよね。「結婚したくない! 仕事に生きてやる!」と思っていました。
そのように意気込んで入社した宣教団体で、二月号で記した「影響を受けた第三の祈りの人」に出会ったのです。
実はこのお正月にも、長野に住んでいるその方をお訪ねして一緒に祈ってきました。美由記ちゃんとの関係では私はエリサベツの立場だけど、その祈りの師匠、魂のお母さんと会う時は、私はマリアになって、信州の山地を飛び越えて会いに行ってしまうのです。
その方と初めて職場で出会った三十年前のある日問われました。「裕香ちゃん、あなた結婚のために祈っている? 私はあなたのために毎日祈っているのよ。よかったら、これから昼休みにチャペルで一緒に祈りませんか?」
なんてこと! これはまずい! 祈っていないし、祈れない……。「私、結婚のこと祈っていません。結婚しないつもりです!」と断ったけれど、その方、目をランランと輝かせて見つめてくるの。上司だったし、すぐに断れなくて、その日から一緒に祈ることになってしまったのです。
しかし、いざ祈ろうとしてもどう祈ったらいいかわからなくて。ふと隣を見ると、その方が私のためにチャペルでひざまずいて熱心に祈っていたの。「ま、まずい!」私も祈ってみようか。それで二つのことを祈りました。「私の将来の結婚相手が今日も守られて過ごせますように。そしてその人と会った時にすぐにわかりますように」。一週間後、夫から電話がかかってきました。
夫とはその二年前に、キリスト者学生会の全国キャンプで同じグループになっていました。それから時を経て、彼が就職活動で東京に出て来るから、当時のグループで会いませんか? という電話でした。しかし、誰も都合がつかず、私と二人きりで会うことになったのです。
私まで断ったらかわいそうだわ、と憐れみの気持ちで待ち合わせし、二年後輩だった彼にランチをご馳走し、たくさん話しました。会わなかった間にそれぞれ失恋を経験し、お互い傷ついていましたが。彼がとてもよく私の話を聞いてくれたの。
時間を忘れて話しているうちに、「あれ? 一週間祈っていた結婚相手ってこの人?」という思いが増幅していき、その後に入ったプラネタリウムで、その思いは決定的なものになりました。
彼が隣の席の私に、ニコッと微笑みかけてくれて、「この微笑みが私だけに向けられたらいいのに」と思ってしまったのよね。そう願った自分にびっくりしました。私、もう二度と恋愛できないと思っていたから。
翌日出社し、一緒に祈ってくれている方に報告しました。「あの、結婚したいと思う人に会ったのですが」
すると、ますます目を輝かせて、「裕香ちゃん! とにかく祈りよ! これからも祈っていきましょうね!」
そう言ってくれた上司は、三十年間、私と私の家族のために毎日祈ってくれています。この人の祈りがあって、私の人生は変わりました。そして、私自身も若い方たちのために祈る存在になりたいと思いました。
夫とは、再会してからその後も連絡をとり続け、彼にも思いが与えられて交際が始まり、二年半後に結婚しました。一年後に娘が、その二年後に息子が与えられました。
美由記ちゃんは今、里親としてお子さんを育てているけれど、お迎えした経緯を教えてもらえますか?
去年一度会いましたが、とてもかわいかったです。いつも美由記ちゃん親子のためにお祈りしていますよ。