書評books 聖書の福音がたっぷりで動物図鑑のように楽しい
『なるほどカラーガイド 聖書の動物大集合!』
シモーナ・ピッショネーリ 著
A4変型判・48頁
定価1,430円(税込)
いのちのことば社
絵本作家・イラストレーター 加藤潤子
動物図鑑のように楽しく読めて、じつは聖書の福音がたっぷりです。本書は創世記一章一節「はじめに神が天と地を創造された」ところから始まります。
神様の御力によって、光、山、海、そして生き物とその生息地は造られ、すべてを整えた後に人が造られました。この重要な初めの一歩を、進化論しか教わらない子どもたちに知ってもらうのに最適の一冊です。私たちは神様が愛して造られた世界に生きています。神様は目には見えませんが、世界は御手の業で満ちています。細部まで美しく、見れば見るほど、そこにはしっかりとした秩序があります。
さて、本書は聖書の記述と足並みをそろえるように、動物たちを紹介してゆきます。
まず、創世記三章に登場するヘビ。サタンはヘビに姿を変えてアダムとエバをだまし、神様への信頼を失わせようと誘惑したのです。その結果、恐れ、恥、痛み、死という罪の連鎖反応が始まりました。神様は人をエデンの園から出されましたが、同時に神と人間との完璧な回復の道を備える約束をしてくださいました。
次にハト。ノアの時代、人々の罪深い卑劣な行いがそこらじゅうにありました。神様は大洪水を起こし、ノアの家族とすべての動物のつがいだけを救い出されます。ようやく雨が止み、ノアは陸地が乾いたかを知るために帰巣本能のあるハトを飛ばして確認します。本書では、ハトの生態を興味深く解説しながら、「罪」についても教えています。
ヤギの解説ページでは、富の象徴、動物の犠牲について説明し、カエルのページでは、神様がエジプトに下した十の災いについて、続いて、ハチ、クマ、カラス、ライオン、大魚など、旧約聖書に登場する動物たちが紹介されます。
そして、いよいよ新約聖書へ。神の御子イエス・キリストの降誕のニュースを一番初めに聞いたのは羊飼い(と羊)だったこと、さらにイエス様がどうして「子羊」なのかについても教えます。続いて、イナゴ、スズメ、イヌ、ブタ、ラクダ……と、聖書に登場する動物たちを通して、イエス様の福音のメッセージを楽しく伝えてくれます!