こころを灯す光 第11回 愛すること

頓所 康則
プロフィール
新潟県燕市出身。1985年生まれ。ハガキにペンを使って、その時その時の思いを描く活動をしている。どう生きたらいいかわからなくなった時に聖書に出合い、主イエスを信じる。2019年11月3日、新潟福音教会にてバプテスマを受ける。

「心を尽くし、いのちのを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」という第一の戒めと、第二の戒め「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」(マタイ22・37、39)。それをただひたすらに守り、実践する。信仰をもった私の行動原理はとってもシンプルです。
ただ「愛する」という感覚は、すぐに答えの出るものではなく、時を重ねて、経験を積んで、育んでいくものなのだと思います。

なんとなくではあるけれど、愛していると思える人がいます。自分には絶対にできないことを簡単にできてしまうし、行動力があって、いろんなことを乗り越えてきた強い人。とても尊敬しています。

彼氏彼女のような、世間一般の形で表そうとするとどれも違うような気がするし、一度相手に聞いてみたところ「家族だと思ってる」とのこと。それを聞いて、私はなんだか安心しました。ずっと家族というものを欲していたのですから。

教会でも「神の家族」と表現されます。そこにあるのは私を洗礼に導き、立ち直ることを応援してくださった人たちとの確かな心の繋がり。血の繋がりはないし、目には見えないけど、それが私の二本の足を立たせてくれています。
だれにだって、思いがあって生き方があります。それが互いに向き合ったとき、どちらか一方が思いを振りかざして、相手の思いに蓋をしてしまうようなことがあれば、そこに何も残らないでしょう。お互いが相手の思いをくみ取って、折り合ったとき、そこにはじめて愛が生まれるのではないでしょうか。

目に見える形にとらわれず、心に受け取った思いの数々を大切に。立ち直りたいと、私が強く思ったことをみんながくみ取ってくれたから、今の私がいる。たくさんの愛に包まれているから、私はここで生きることができているのだと思います。