編集者より 39114

 今月号の「がじゅマル読み!」で紹介した『すこやかに祈る』では、著者が自らの祈りのエピソードを紹介しています。私も祈りの経験を思い起こしてみました。小学生のころ、デパートで迷子になって泣きべそをかきトイレの隅で「神様!」と祈り終えるとすぐ、背後から母に名前を呼ばれたこと。捜し物に時間をかけた後、思い出したように祈るとすぐ発見できた幾度もの経験。大学時代の泊まるあてなき貧しき電車旅行、不安に押しつぶされ冷汗をかきながら祈り、なぜかすぐ眠りこけたこと。幼いときの何かをつくる人になりたいという祈りも想像を越え実現しています。ふり返ると神様は私の人生も演出してくださっているようで、今後も楽しみです。(梶)