出版ニュース 私が出会った重吉の詩

6月号の特集「八木重吉に出会う」で、読者の方々の心に響く詩とその理由を募集しました。
多くの投稿の中から2つ紹介したいと思います。
採用されたお二人には『神様あなたに会いたくなった』をプレゼントします。
応募してくださった皆様、ありがとうございました。

わたしもわるいから
ひとをゆるすのではなかった
なにのゆえでもない
ただゆるせばいい

読みやすくやさしいひらがなに奥の深いものがあります。
私は、赦せない人があまりに多くて恥ずかしくなります。
ゆるせるように私もなりたい。
東京・谷田部利寛さん

仕事
信じること
キリストの名を呼ぶこと
人をゆるし出来るかぎり愛すること
それを私の一番よい仕事としたい

私は、仕事とは金銭を得るためのものという観念が強かったのですが、この詩を読んで、信じたり、愛したりする良心のあり方を仕事とすることができると知り、感銘をうけました。
大分市・重石恵美子さん