EHCベトナム 宣教レポート

◆海外からの文書伝道レポートを紹介します。

本誌2月号でお伝えしたEHCベトナムからの祈りと支援の要請に応え、EHC日本の祈りのメンバーの皆様から30万円 (オートバイ1台分) を超える指定献金を頂き、去る4月に送金しました。ジョセフ総主事からお礼とともに、EHCベトナムのミニストリーのレポートが届きましたので、紹介します。

日本の祈りのメンバーの皆様へ
~EHCベトナム ジョセフ総主事より~

 これまで、EHCベトナムの働きをお支えくださり、心から感謝をいたします。皆様の祈りとサポートは、ベトナムでの宣教の働きに大きな祝福をもたらしています。2013年に、EHC日本からの献金で購入した3台のオートバイ「HONDA・ネオ号」は、現在ホーチミンから北西200㎞に位置するビンフオック省で、今も使用されています。

昨年11月、タイのバンコクで開催されたカンファレンスの際に、「HONDAのオートバイ3台と、メコン川を渡る際のエンジン付きボートの必要」をEHC日本にお願いしました。今回、それに応えて送っていただいた30万円(オートバイ1台分)の献金で、早速「HONDA・SHモード」を購入しました(写真)。このオートバイは、ホーチミンの事務所および、がん病院のミニストリーのために使用する予定です。私たちは毎週水曜と金曜に、夜6時から9時まで、病院を訪問しており、毎月150~200人が新しくイエス様を信じています。そこで信仰をもった方たちには、聖書を教え、信仰を育てる必要があります。信じた方はこの病院にずっといるわけではなく、退院すればホーチミンから遠く離れた自分の村に戻ってしまいます。そのため、彼らが病院で治療中に学びを深めておく必要があるのです。

● リクエストした「エンジン付きボート」について

先日、私はメコン川を渡り、その流域の代表のスタッフと話し合いをしました。その結果、その地域の宣教のためにはボートよりも「HONDA・ネオ号」が必要とのことでした。その理由は以下のとおりです。

ボートでの移動は、その時の川の流れに左右されます。ボートは一度に6~7人が移動できるものの、燃料費が高く、移動の時間もかかり、ボートとエンジンを購入する費用でHONDA・ネオ号が2台購入できます。また、ボートのエンジンの寿命はバイクより短く、オートバイのメンテナンス費は非常に安価で済むためです。

● ベトナム各地での宣教活動と祈祷課題

・ゲアン省

コンクオン県は山岳地帯にあり、町からは130㎞離れています。ヌガ・ルー・シとドユエン・ロ・シ(写真右)はEHCのスタッフです。彼女たちはホワイト・タイ族でいとこどうしです。ここでは60名が新しく救われました。彼女たちは、プソン、サナン、ケメ、そしてバンケ地区も担当しています。

この地区では、多くの人がすぐにイエス様を信じますが、迫害を理由に、真の神と偶像の両方を礼拝するケースが多く見られます。また、乾季には雨が降らないため、深い井戸を掘る掘削機(約3,500ドル)が必要になります。祈りの課題:「今年150人がイエス様を信じるように」「新たにセルグループが2つできるように」。

・タインホア省

タインホア省も山岳地帯にあり、町から100㎞離れています。昨年は地方行政と協力し、文房具を学生たちに配布しました。現在は地方行政や町の人たちと協力して橋を建設しています。2019年には87人がイエス様を信じ、今年に入ってからはすでに100人となっています。また、3つのセルグループができました。

彼らの村に行くには2つの大きな川を渡ります。雨季には川の水位が4mも上昇し、村は孤立状態になります。生活水準はとても低く、男性や若者はハノイにお金を稼ぎに行きます。そのため村には老人と子どもしか残っていません。祈りの課題:「今年、教会を1つ以上建て、3つの新しいセルグループを立ち上げられるように」「働き手として2人の協力者が与えられるように」。

・クアンガイ省とクアンナム省

チャーボン県の人たちとは、2018年5月から交わりをしています。この人たちの信仰とミニストリーはすばらしく、すでに20名のスタッフが働いています。彼らは木を伐採し木材にして生計を立てており、1日に600円から700円の収入があります。この地区では昨年、120人がイエス様を信じ、7つのセルグループができました。

この地区のスタッフはよい移動手段がありません。遠方の村に伝道に行くためにオートバイが必要です。祈りの課題:「セルグループから教会を建て上げることができるように」「山岳地帯のクアンガイ、クアンナム省で、さらに多くのセルグループができるように」「交通手段としてのオートバイ2台が与えられるように」。

EHC日本の祈りのメンバーの皆様へ、ご支援のお願いです。昨年11月に、エンジン付きボートを含めてリクエストしておりましたが、前述のように、宣教地においてオートバイのほうが有意義に活用できることがわかりました。改めて、リクエストを「HONDAのオートバイ4台(1台30万円で120万円)」と変更させていただきます。お祈りとともに、EHC日本を通してご支援いただけましたら幸いです。

在主

EHC日本は、EHCベトナムの宣教の働きのための献金の窓口になっています。ご支援くださる方は、EHC日本の口座へご送金ください。

【 献金のお振込先 】 
EHC(全国家庭文書伝道協会) 
郵便振替●00130-5-68644 
口座番号●ゆうちょ銀行 019店 当座0068644
※「ベトナムのため」とご記入ください

会計報告(2020年5月分)
4月末累計収支 -1,207,284円
○収 入○
・献金(国内) 808,135円
 ・日本EHC 662,800円
 ・Gospel for Japan 145,335円
・献金(海外) 102,330円
・会費 39,000円
・トラクト頒布収入 90,097円
収入合計(A) 1,039,562円
○支 出○
・印刷費 71,242円
・頒布活動費 307,973円
・事務局費 512,805円
(人件費、光熱費等含)
支出合計(B) 892,020円
収支差額(A)-(B) 147,542円
5月末累計収支 -1,059,742円
目標献金額と達成状況
目標献金額 毎月500,000円
2019年7月~2020年5月 5,161,161
トラクト頒布数

2019年7月~2020年5月(総頒布数累計) 317,288部