受け継がれる喜び 奉仕の喜びと、受け継がれるレガシー
◆海外からの文書伝道レポートを紹介します
EHCオーストラリアのコーディネーターとして仕えるデビー・グリセットは、自ら「ビスケット&グレイビー・ミニストリー」と呼ぶ働きを行っています。彼女の手料理は、祈祷会に集うクリスチャンたちを支え、アウトリーチに向かうチームに力を与え、EHCの同僚たちを幾度となく励ましてきました。この働きは決して華やかなものではなく、舞台の裏側でなされています。しかしデビーは、人からの称賛を求めてはいません。彼女は、奉仕こそ自分の召しだと語ります。
「EHCの使命は、すべての人に、すべての場所で、すべての世代に福音を届けることです。そのビジョンは私の心に深く響いています。私のレガシーが、人々を愛し、仕え、救い主がおられることを伝えた人として残るものであってほしいのです」
今年4月、デビーはEHCでの奉仕を始めて26年を迎えます。働きは拡大し、さまざまな変化もありましたが、最初に心に与えられた使命は今も変わらないと彼女は語ります。コーディネーターの働きは、細部への配慮と勤勉さが求められます。デビーは財務的なプロセスを丁寧に担うと同時に、支援者一人ひとりのストーリーにも心を寄せています。彼女にとって、人との関係を築くことこそが何よりの喜びなのです。
「長年、私は人々に仕え、祝福となりたいと願ってきました。でも実際には逆でした。支援者の方々が、私を祝福してくださっているのです」
デビーは、これまでに出会った支援者たちから多くを学んできました。
「ある方(今は主のもとにおられます)は、私がお礼を伝えたとき、『私たちにみこころにかなうことをさせてくださるのは主なのです』と言われました」
多くの支援者は、自分の持っているすべてが主のものであると理解し、それを福音の働きのために用いたいと願っています。ある女性は特に、献げ物がキリストを伝える働きに直接用いられることを強く望んでいました。彼女は、建物や人の功績を記念するものに献金が使われることを望みませんでした。「そういうものはやがて崩れてしまうから」と語っていました。
彼女が心を向けていたのは収穫でした。これは多くの支援者に共通しています。彼らは永遠に価値のあるもの、人々のたましいと神様のみことばを愛しているのです。デビー自身もまた、霊的なレガシーを残したいと願っています。
「イエス様に仕えることには喜びがあります。そしてその喜びを、すべての人に知ってほしいのです。子どもたちには真理の中を歩んでほしいし、孫たちには救い主のもとにある慰めを知ってほしいのです」さまざまな奉仕を通して、彼女は忠実な働きが実を結ぶのを見てきました。
ビスケット&グレイビー・ミニストリーに加え、彼女は教会の「パン・ミニストリー」にも仕えています。初めて教会を訪れた人がいると、教会員がパンを焼き、翌日それを届けます。それはキリストの愛を表すと同時に、教会についての対話のきっかけにもなります。
この働きは、パンを焼く人、届ける人、祈る人と、それぞれが賜物を持ち寄って支えられています。それはEHCの働きとも重なります。一つひとつの証しの背後には、多くのクリスチャンの献身と祈りがあります。たとえ舞台裏の働きで、すぐに結果が見えなかったとしても、デビーはこう語ります。
「変えられた人生こそが、そうするだけの価値がある理由です」
彼女の教会もまた、家庭訪問によるアウトリーチや、VBS(バケーション・バイブル・スクール)への招待を通して福音を届けています。デビーは、VBSをきっかけに教会に通い始めたある家族のことを喜びをもって語ってくれました。その家族は次々にイエス様を受け入れ、幼い娘も洗礼を受けました。
「小さな女の子が救われるのを見るのが大好きなんです。なぜなら、それがその子どもや、これからの世代の人生にも大きな影響を与えるからです」
デビーは、EHCの世界的なネットワークによって築かれてきたレガシーが、これまでも、そしてこれからも人々の人生を変え続けていくと確信しています。もし今、すでに主のもとにいる支援者や友人たちにことばを届けられるなら、彼女はこう語るでしょう。「働きは、今も続いています」。そして、こう続けます。「私たちが忠実であり続けるなら、その後に続く世代もまた起こされ、同じように忠実に歩んでいくのです」
EHCシンガポールの証し

まず、EHC日本に心から感謝します。日本に住む方々に神様の愛を分かち合うために、トラクト配布に参加する機会を与えてくださり、ありがとうございました。また、堺福音教会にも感謝します。アウトリーチプログラムの中で、トラクト配布の働きを共にさせていただき、ありがとうございました。神様はこの短期宣教チームの働きを守り、とても意味深く、へりくだらされる体験を与えてくださいました。多くのことを学ぶ時となりました。本当に神様はすばらしいお方です。すべてにおいて私たちの前を進み、導いてくださいました。
トラクト配布の間は雨が降ることもなく、それは大きな祝福であり、神様の確かな備えのしるしでした。旅の途中、私は部屋で転び、右腕を打って痛みと傷を負いました。しかし、頭を打つことはなく、神様の守りを強く感じました。もっと大きな事故になっていたかもしれません。この出来事を通して、神様がすべてを支配しておられることを改めて思い起こさせられました。
私はこれまで、自分は体力があるので、自分の力で何でも担えると思っていました。しかし、この経験を通して、すべては自分の力ではなく、神様の恵みによるのだと気づかされました。右腕に痛みがあったにもかかわらず、神様はその日一日、歩いてトラクト配布をする力と、前向きな心を与えてくださいました。
帰国後、家族に「なぜ転んだのか」と尋ねられたとき、私は「これは神様のご計画の中で起こったことであり、この旅が神様のものであること、そして神様のすばらしさを体験するための出来事だった」と証ししました。神様の守りと備え、そして旅の間ずっと神様が共にいてくださったことに心から感謝します。すべての栄光と誉れを神様にお返しします。