私を代わりに刑務所に入れてください 非行少年から更生支援者へ

野田詠氏

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法廷での母のそのことばに、私は声を詰まらせて泣いた―

ドラッグに溺れ、ナイフを頼りに暴れ回った。「人刺し」の異名をとるほど恐れられた武闘派暴走族のリーダーが少年院の中で見出した確かな光…。現在は、犯罪を犯した少年たちの更生のために労する支援者として力を尽くす。一人の牧師の歩みと心の足跡を語る。
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【著者プロフィール】
野田詠氏(のだ・えいじ)
十代で暴走族に所属。窃盗や暴力行為などで数度少年鑑別所に入り、十九歳のときには少年院送致となる。獄中で聖書に出会い、クリスチャンとなる。出院後、牧師を志し、生駒聖書学院に学ぶ。2000年、東大阪市にアドラムキリスト教会を開設。三児の父。現在、更生支援団体「チェンジングホーム」代表、依存症更生施設「ティーンチャレンジインターナショナル·ジャパン」監事、 少年院出院者の自助グループ「セカンドチャンス!」理事、「アドラムキリスト教会」牧師。


【本書推薦のことば】

毛利甚八 氏  (「家裁の人」原作者)
少年院で神に出会った野田詠氏さんの行き方をドキドキしながら読んだ。非行少年を「未来の宝」と考えることができる社会をつくるために、野田さんの声に耳をかたむけてください。
 
津富宏 氏  (元法務教官・静岡県立大学教授・犯罪学者)
20年前、彼とは少年院で出会った。当時、彼は在院者、私は法務教官。つまり、彼は私の教え子。今、彼は牧師。多くの罪を犯した少年や青年と関わる。そして、私はこの本から学び、彼の教え子となる。

発行日:2015年02月20日
ページ数:128頁
判型:B6判
発行:いのちのことば社
ISBN:978-4-264-03333-2
商品番号:11620
定価:1,100円(税込)