百万人の福音 聖書に学ぶ生き方マガジン

特集

その「義」、何の「義」?聖書の「義」?

「義」といえば、万人にとってよいとされる「正しさ」を指し、日本では古来から大切にされてきた精神性である。しかし、それぞれがそれぞれの「義」を掲げて争い合う出来事が頻発している。聖書では、義は平和をつくり出すと言われるが、一般の義とはどう違うのだろうか。私たちは、どのように聖書の義を歩むことができるだろうか。

義って何だろう みなみななみ、「義憤」のわな 碓井真史、日本人の「義」とキリスト者 村松 晋、聖書における「神の義」 牧野信成、祈ることと正義を行うこと 朝岡 勝、キリストの十字架の死と復活による 贖いがもたらした恵みの「義」 銘形秀則、本の紹介

旬人彩人

ネパール・バディ族の自立支援 「バディカフェ」代表理事 ウィリアムズゆりさん

倒れたときに独りにならない社会をめざして

 三重県四日市市の四日市キリスト教会で英会話主事を務めるウィリアムズゆりさんは、特定非営利活動法人「バディカフェ」の代表理事としても活動している。法人設立は二〇二二年。教会が開いている「アットホーム英会話教室」の講師も兼任して、多忙な日々を送る。
 バディカフェの「バディ」とは、ネパールの少数民族バディ族のこと。バディ族は、かつてカースト制度の最下位に位置した人たちだ。現在カースト制度は廃止されたとはいえ、人々の意識に根強く残り、今でも貧困と差別に苦しんでいるのが実状だ。

あしあと

吹田聖書福音教会員、故・高木慶太牧師夫人 高木 玉子

有意義な生を求めた真摯な歩み
キリストに出会い、開かれた道と人生
 「主のよくしてくださったことを忘れないようにしています」。嫉妬と劣等感をもち、死をも考えていた一人の女性が何度も聞いた聖なる挨拶。やがてその不思議な挨拶は彼女をアメリカへ導き、伝道への熱い思いをもった男性と結びつけた。
プロフィール
高木玉子(たかぎ・たまこ)
1938年、千葉県生まれ。1964年から5年10か月、アメリカのバイブルカレッジで聖書を学ぶ。1974年、高木慶太牧師と結婚。吹田聖書福音教会で仕えた。2001年に慶太さんが召天。その後、後任の牧師のサポートに従事し、2007年に退職。慶太さん亡き後、絶版となっていた著作の再版や、生前のメッセージの出版などを手がけてきた。

連載
  • 30人物で読み解くキリスト教近代史徳田 信
  • 32クリスチャン生活手引帖編集部
  • 33おかしなお菓子屋さん乾 幸子
  • 38もっと! 喫茶ホーリー かめおかあきこ
  • 40心整う刺繍時間 祈りのステッチ平野ほざな
  • 42「いのち」に寄り添う石居基夫
  • 44それでも世界は今日もやさしい市川シメオン
  • 47この町この教会米カウボーイ教会 北九州バイブル・ファミリー・フェロシップ
  • 50神を知り自分を知る旅路に 重松早基子
  • 52荒野でお茶をみなみななみ・結城絵美子
  • 56Olives 今月のイチオシアイテム編集部
  • 68新約聖書とは伊藤明生
  • 70マンガわたしのための、確かな土台長谷部愛美
  • 76涙を蒔く人ウィルキンソン美奈子
  • 78受け入れること、赦すこと、そして愛すること藤藪庸一
  • 80毎日の聖書 神と私の365日早坂 恭
  • 96新刊 ちょっとさわり読み『神を見る生活』
  • 97ブルーリボン・レポート
  • 98文芸 旅人の詩/短歌/俳句
  • 102クロスワード 
  • 104もぎたてぶどう倶楽部  お便り・BOOK
  • 108定期購読・本誌の表記のご案内
  • 110編集室便り

 イラストは「義」の物語、「忠臣蔵」の赤穂浪士。「忠臣蔵」のテレビ放送は、かつて年末の風物詩だったが、近年、あまり見なくなった。もしや、社会の価値観が変化し、上司の名誉のために部下が命を捨てる「義」は、共感を呼ばなくなったから? 確かに人の「義」は時代によって変わる。

2026年 9・10月号 次号予告

特集 感謝して生きる

切実な祈りが聞かれると、私たちは神に感謝する。楽しいこと、うれしいことがあったときは、感謝したり、感謝を忘れたり…。では、日々の糧、仕事、いのちそのものは? 全て神から与えられたものだけれど、感謝しているだろうか。また、「いつでも、すべてのことについて、…感謝しなさい」(エペソ5:20)と聖書は語るが、困難なときには不可能にも思える。日々の生活を感謝で満ちあふれたものにするために、神の命じる「感謝」について、今一度、考えてみよう。