破壊的カルトから身を守るために 表1 掲載号:2005年04月号 パスカル・ズィヴィーマインド・コントロール研究所所長 表1破壊的カルトが使うマインド・コントロールの特徴●批判を受けつけない ─疑問が生じることを許さず、質問をすることに罪責感を植えつける。●身体のコントロールをする ─共同生活により、食事制限や労働時間の長時間化。●環境コントロール ─友人、家族、学校、会社の連絡を絶つ。●アイデンティティーの破壊 ─自分の欲望や主張は「悪」ととらえアイデンティティを制御する。●情報コントロールをする ─マスコミは誤報を流し、宗教弾圧しているなどと批判的なものから目を遠ざける。●グループへの依存心を高め、脱会の恐怖感を植えつける。●おだてと罰を使う ─グループに従えば誉め、優しくするが、逆らうと罰を与えて、苦しめる。●行動と自由時間をコントロール ─ゆっくりものを考えたり、くつろいだりすることを許さない。●愛情と性のコントロール ─いつ、誰を愛するかまでもグループの命令なしにはできなくなる。時には性的なことまでコントロールする。●使用言語の操作をする ─そのグループのメンバーにしか分からない言葉(隠語や違う意味を持った言葉)を使わせる。グループの一員である自覚を高め、外部者と違いを認識させる。●操作のテクニック ─「瞑想する」、「賛美歌などを歌う」、「視覚に訴える」、「共同で運動やパフォーマンスを行う」、「祈る」などを何時間させることにより完全に感化させる。●自分に対して、強い罪の意識を持たせ、人々との罪の意識を操作しながら破壊的カルトとリ-ダ-のために働かせる。 関連記事 26 神のしもべたち今年も始まる、限定復刊企画! ■人々と語り合う″哲学カフェ”の教師 稲垣久和東京基督教大学教授 フランシス・シェーファー(一九一二―八四年)は、一九七〇~八〇年代の日本で、学生や市民層に人気のあった福音弁証家である。米国人宣教師としてスイスに渡った彼は、ラブリ・フェローシップという小さな […] 掲載号:2012年02月号 26 フィリップ・ヤンシー氏、来訪して被災地へ ◆今、本書が投げかける問い 千葉仁胤気仙沼聖書バプテスト教会牧師 十六年前、初めて本書が邦訳出版されたとき、その大胆な題名にある戸惑いを覚えつつ読んだ。言ってはならないことのように思え、それは、ある種の後ろめたさのようなものであった。だから、秘密の […] 掲載号:2012年05月号 26 「絆」を求めて――なぜホームレス支援なのか ◆巻き込まれて、脊髄反射 谷本 仰日本バプテスト連盟 南小倉バプテスト教会牧師 三十年近く前、ぼくは兵庫県の西宮にある関西学院大学の文学部英文科に学んでいた。教会の友人が在籍する隣りの神学部に遊びに行ったとき、学生控え室の向こうから、不意に吉本新 […] 掲載号:2011年06月号
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