本ソムリエが惚れた1冊

編集者に聞いてみました

今月のソムリエ
いのちのことば社 出版部
編集者S

『キリストの復活』
メリル・C・テニイ 著 湖浜馨 訳
四六判 125頁 1,300円+税

お薦めしたい本はたくさんありますが、必ず読んでおきたい本にメリル・テニイ著『キリストの復活』があります。著者は著名な学者ですが、本書は礼拝説教をまとめたものでそんなに難しくありません。キリスト教の中心は十字架と復活だとよく言われます。ところで、十字架については罪を贖い救いを与えるものとして説教でもよく聞くのですが、復活についてはそれほど聞きません。使徒の働きを読むと、ペテロたちはキリストの復活について何度も熱く語っています。キリストの復活が意味することとはいったい何?
この渇きに答えてくれたのが、この本でした。復活は一度限りの出来事ではありません。今日私たちが信仰をもって生きているのはキリストの復活の力にあずかっているからです。古い人は十字架とともに葬られ、キリストを信じた者は新しい人となって日々復活の力をいただいています。著者が言うように、「私たちにとっては、すべての日が復活節」です。

【メリル・C・テニイ】アメリカ福音派の新約学者。ゴードン・カレッジ、ボストン、ハーバード両大学大学院に学ぶ。ホイートン・カレッジ神学部新約学教授として神学教育の面で活躍。