ピアニストの小堀英郎氏が今年で日本デビュー10周年を迎え、最新アルバムを制作。11月10日、ライブカフェ「エクレルシ」（世田谷区）にて発売イベントを行った。神の恵みを奏でる手として、これまで日本のみならず、韓国、アメリカ、ヨーロッパと世界中で活動をされてきた小堀氏。最新作は『奏でる愛の詩』と題し、これまで発表してきた曲の中から12曲、新曲2曲の合計14曲を全て再収録している。
当日は超満員の中、アンコールを含め11曲を演奏。新曲も、この日初めて公の場で披露された。その温かな旋律と、優しくも力強い音色に、観客は心を傾けた。この日は、小堀氏の親友である北秀樹氏（堺福音教会東京チャペル牧師）もかけつけ、これまでの歩みを振り返るトークタイムも設けられ、その絶妙なトークに会場は笑いに包まれた。翌日には、関東栄光教会にてコンサートが行われ、小堀氏が神の恵みを奏でる手として活動するに至った経緯が大胆に証しされた。音大生時代、バイク事故にて左手を損傷。ピアニストとしてはおろか、日常生活すらままならない状態となった。しかし、わずか二か月後に奇蹟的な回復をとげ、医師も言葉を失った。「自分の信じる神は天地万物の創り主、この小さな男の小さな骨の痛みまで知っておられる。与えられたタラントを用いて、今日も多くの人に感動と幸せを届けたい。」と使命を受けた小堀氏。彼が奏でる、神へのあふれる感謝と賛美の音色をぜひ聴いてほしい。
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Samuelle　J-Gospel　孤高の追求者
11月25日東京新宿のディスクユニオンイベントスペース（dues）、12月6日大阪北堀江のライブヴハウス（club vijon）で、シンガーソングライターSamuelleのニューアルバム『Silence of Sound―静かなる音―』リリースライブが行われた。
東京新宿duesでは50名ほどで満員になる小スペースながら2ステージの入れ替え制で、2回とも立錐の余地なく立ち並ぶファンで会場が沸いた。アルバムに収められた楽曲のサウンドトラックをバックに歌われる新旧の曲を7曲ずつ披露。大阪北堀江club vijonも、大阪の温かいリスナーに囲まれたサムエルは、よりパーソナルなコミュケーションを取るように一つずつの言葉を噛みしめるように歌った。サムエルと、2000年代後半からEXILE、SMAP等の編曲も手掛けるプロデューサーの間力（Ricky）のハイクオリティーなチームによって生まれる楽曲は、日本のR&Bゴスペルシーンの枠にはめられるスケールではないことが分かる。
ライブハウスの音響で聴く間力（Ricky）が作り込んだ音圧と、J-Gospel／R&Bの孤高の追求者であるサムエルの歌声に圧倒された。

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