What’s New 「星野富弘 花の詩画展 in お茶の水」後期に1万人を超えて、いよいよ終盤

礒川道夫
ライフ・クリエイション ディレクター

いつも胃が痛くなり、夜も眠れなくなるのがイベント開催である。当日お客様が来てくださるのを見るまではなかなか症状がおさまらない。今回の詩画展の特徴は、期間が4か月もあること、そしてキリスト教色をより前面に打ち出していること、しかも会場がお茶の水クリスチャンセンターであることだ。
11月2日のオープニングイベント以来、来会者が1月中旬で1万人に達した。大雪の日も来場してくださる方の姿があった。こんな日にも来てくださってありがたいと思う。詩画展スタッフやボランティアの方々は、会場のビル前で優待券付きのチラシを配布しているが、寒い中、目的地に急ぐ人々にチラシを受け取っていただくのは大変なことだ。だが、そのチラシを観て、多いときで20名から30名の人々が立ち寄ってくれるのは本当にうれしい。
後期のイベントもスタートした。1月17日には、星野富弘さんと東村で一緒に育った親友であり、現在は富弘美術館の館長をしておられる聖生清重さんによる講演会が行なわれた。テーマは、「花の詩画の源流 星野富弘 その人と精神&フルートコンサート」。フルート奏者の紫園 香さんが「Benedicere ~祝福~」、「Holy、Holy、Holy」などを演奏してくださった。
富弘さんと一緒に育っただけあって、聖生清重館長は、昔の富弘さんの写真を紹介してくれた。ロッククライミングの練習をする富弘さんの姿は勇ましい。詩画からやさしさばかりではなく、力強さを感じることがあるが、この姿を見れば納得できる。聖生館長のお話は、星野富弘さんの詩の行間にある隠された文脈を読み取るうえで、とても参考になった。講演後、皆様を詩画展にご招待したが、同じ詩画を見てもまた別の印象を持ったことだろう。
1月29日は、星野富弘さんの大ファンでもある大和カルバリーチャペル牧師の大川従道先生が、「星野富弘 詩画の背後にあるユーモアの世界をさぐる」をテーマに、講演をしてくださった。富弘さんのもう一つの忘れてはならない側面は、「ユーモア」だ。このことを真正面に取り上げた講演は、多分大川先生が初めてではないだろうか。
1月31日には「星野富弘 詩制作の風景&フルートコンサート」として富弘美術館 主任学芸員の桑原みさ子さんが講演をされた。しかも茶道無径会によるお茶のプレゼントもあり、とても和やかな雰囲気だった。
2月にもさまざまなイベントをご用意している。3月2日までの会期なので、ご覧になっていない皆様には、ぜひお越しいただきたい。また、前期に来場された方も、東京近辺に住んでおられるご友人を誘って、もう一度いらしていただきたい。

◆これからのイベント・
2月21日(木)開演 午後2時 詩とエッセイ
 いのちより大切なもの&フルートコンサート
2月23日(土)開演 午後2時
 コンサート Samuelle
 「So Brand New -あなたに逢ってから-」
入場無料(席上献金あり)
予約お申し込み先 Tel 03-5341-6911

問い合わせ : ライフ・クリエイション(いのちのことば社)
Tel.03-5341-6927 Fax.03-5341-6928
E-mail : lk@wlpm.or.jp