NEWS VIEWS FACES 映画「クリスマス・キャロル」で
本当のクリスマスの意味を伝えよう

礒川道夫
ライフ・ミュージック チーフプロデューサー

 百万人の福音10月号で若かりしころ、「塩狩峠」の映画を持って日本全国を巡回伝道していたことを掲載していただいた。実はその後、映画「海嶺」の映画館上映で多大な赤字を出してワールドワイド映画は閉鎖、いのちのことば社に吸収していただき、いつかリベンジをと思っていたら、2004年に映画「パッション」に関わらせてもらって、100万人の人々に宣教をすることが出来た。それ以来、大手映画会社とのコンタクトが出来て、「ナルニア国物語」や「マリア」などの公開に協力して来たが、今回与えられたのは、映画「クリスマス・キャロル」。

 この映画には直接的には「降誕シーン」は出て来ない。お金がすべてのスクルージが主人公。彼は町中の嫌われものだ、そんな彼に「過去」「現在」「未来」の霊たちが出てきて、彼の現実、そして将来を見せるストーリー。そして悔い改めた日、その日がクリスマスの日なのだ。

 この話は何回も映画化された。弊社でも以前「マペットのクリスマス・キャロル」のビデオを販売したがとても評判が良かった。それだけこのディケンズの作品はみんなに愛されているのだろう。教会学校やミッションスクールの劇で演じられたこともあるはずだ。

  「クリスマス・キャロル」の配給元のウォルト・ディズニー・スタジオモーションピクチャーズジャパンが、この夏に考えた宣伝コピーが「人はきっと変われるはず……クリスマスツリーに懺悔して」だった。誰でも過去の罪を感じて、それを無かったことにしたいと思うことは一つや二つはあるだろう。水子供養があるのもその一つの現れに違いない。だがそれだけでは福音ではない。金がすべての嫌われ者のスクルージが自分の生き方を懺悔するだけでは「クリスマス・キャロル」ではない。「クリスマス・キャロル」の意味は、キリスト誕生を祝う歌だ。スクルージの懺悔が、キリスト誕生を祝うことと繋がらなくてはいけない。

  「未来は、まだ変えられるかもしれない」これもディズニージャパンのコピーだったが、その通り、今なら悔い改めて福音を信じれば、変えられるのである(マルコ1:15)。親子で、家族で、教会学校、ミッションスクールでぜひ観ていただきたい作品だ。

 全国家庭文書伝道協会(EHC)では、「クリスマス・キャロル」トラクト配布の計画がある。「クリスマス・キャロル」のトラクトは、半分は映画のガイドブック、そして半分がはっきりとクリスマスの意味を伝えている。トラクト代 は無料。送料等は献金(200枚1パック 一口3,000円)となる。詳しくはEHC(03-5341-6930)まで連絡してほしい。また、この映画に合わせて、2点のDVDをご紹介させていただく、ぜひ伝道に使っていただきたい。