編集者より 39904

 最近は、バッハに関する本と音楽を、読んだり、聴いたりしています。私がバッハに目覚めたのは、高校卒業の頃でした。それまで、いくら聴いても、たいくつでしかなかったバッハが、ある体験の後に、「神の愛のほとばしる音楽」だと思うようになったことを思い出します。(小出)

 特集に登場した岩渕まことさんの記事は、いかがでしたか。アーティストが創作活動の過程で、どんな思いを抱いているのかを分かりやすく話してくださったので、芸術論としても読みごたえがありました。あの語り口でまとめられた新刊も、どうぞお楽しみください。(砂原)