注目の本(近刊 『はくさい夫人とあおむしちゃん』

きれいなものって何だろう?
「きみはたくさんあたえたね…。
あたえるということは なくすことでは ないんだよ。」
(本文より)
フォレストブックス 6月発売
河井ノアの新作絵本
はくさい夫人と
あおむしちゃん
柳川茂作 河井ノア
ファーマーさんの畑で、一番すてきな
ドレスを着ているはくさい夫人。
彼女はきれい好きでとっても気位が高い。
そのおしゃれなドレスを食べに来たくいしんぼうの
赤ちゃんあおむしたちを思いきりふり落とす。
そんなはくさい夫人だったが、雨や小鳥やありたちから、
あおむしたちを守ってあげているうちに、
しだいにあたたかな友情が芽生えてゆく。
A4変 1,400円+税

姉妹本
ファーマーさんはみすてない
柳川茂作 河井ノア
「わたしひとりで世界一の料理になってみせるわ!」
意地をはっているうちに、体じゅうから芽が吹いてしまったジャガイモ娘。
レストランから追い出された彼女を優しく迎えてくれたのは、育ての親、ファーマーさんだった。
A4変 1,400円+税
河井ノア profile
1972年に竜の子プロダクションに入社。初めての絵本「みなしごハッチ」三部作を制作。
「ポールのミラクル大作戦」「一発貫太くん」「アニメ親子劇場」など数々のキャラクターを世に出す。1979年、同社企画文芸部の柳川茂氏と結婚。その後、フリーのイラストレーターとして活動を開始。絵本「のどか森のリトルジョイ」シリーズを発表。
視覚障害をもつ子どもたちに向けての番組制作、人形劇、造形写真の制作など、活動の幅を広げている。