ストロベル徹底追及シリーズ 担当編集者より一言

ストロベルシリーズ担当編集者よりひとこと

  編集者としてストロベルの3冊目の邦訳に携わってみて、あらためて、その救霊への熱い情熱を感じました。ストロベルの活動の中心テーマは神の存在や聖書の真正性を証明することですが、このテーマを少し別の角度から扱った著書に、『Inside the Mind of Unchurched Harry and Mary』があります。この本でストロベルは、自身が無神論者から大教会の牧師にまで至った経験をもとに、ノンクリスチャンや名ばかりの信者の立場を愛をもって理解するよう訴え、どのように真の信仰に導いていくべきかを記しています。

 それから、夫人と共著の『Surviving a Spiritual Mismatch in Marriage』という本があります。この本はどちらか一方だけがクリスチャンという夫婦の問題を扱っています。これもやはり、夫人が先にクリスチャンになり互いに*藤を覚え続けた自身の経験をもとに、相手を信仰に導くことを念頭に置いて書かれています。

 ストロベルの著書は米国ではかなり有名なので、厳しい批判にもさらされています。批判の一つは、異なる立場を持つ学者へのインタビューが掲載されておらず、バランスを欠いているということです。

 この批判はある意味、そのとおりだと思います。それはストロベルの目的が、無色透明の立場から双方の言い分を記録することにはないからです。もちろん極力公平な立場から判断し、記述することを心がけてはいますが、それはあくまでも伝道の一つのアプローチなのです。

 クリスチャンの方々にはぜひ、ノンクリスチャンにつっこまれたときの備えということだけではなく、そういったストロベルの熱い思いを感じとっていただければと思います。