恵みシャレー軽井沢の新たな働きのためにお祈りください

多くの方にご愛顧いただきましたキリスト教宿泊研修施設「恵みシャレー軽井沢」が施設の老朽化に加えて、コロナ禍により、それまでのスタイル、規模での営業を継続することが困難になり、2020年10月末に閉館してから1年半が経過しました。その間、多方面から今後の「恵みシャレー軽井沢」の働きについてお問い合わせをいただいています。この働きが大切にされ、祈られていることを感じ、背後で祈り続けてくださっている皆様に心から感謝いたします。

タイガート宣教師(左から2番目)

恵みシャレー軽井沢の歴史は、1949年から始められたタイガート宣教師による聖書学院としての働き、次にTEAM宣教師団による軽井沢クリスチャンセンターとしての働き、そして、いのちのことば社による通年宿泊可能なリトリートセンターとしての働きと形態は変化しているものの、最初より今まで一貫して福音宣教とクリスチャンの霊的成長のために用いられてきました。

軽井沢クリスチャンセンター

いのちのことば社理事会、役員会では、今まで神様の導きの中で宣教の働きが継続されてきたこの地をどのように用いていくべきなのか、今後の働きについて祈りを積み重ねてまいりました。施設の運営を他団体や一般業者へ委託することなど、さまざまな可能性を探りましたが、最終的に、土地の一部を売却して資金を確保し、規模を縮小した形で新たな働きを始めることといたしました。売却先については、キリスト教関連団体の可能性を求めて、各方面と交渉をしてきましたが、最終的には、一般の不動産会社に売却することになりました。
現在、70年以上にわたり、宣教地として用いられてきたそのスピリットを継承していきたいと考え、次の事業の準備と検討を進めています。また、並行して建物の解体作業を行っています。懐かしい施設が取り壊されることは、今まで利用してくださり、たくさんの思い出がある方々にとって寂しさを覚えることであり、残念に感じられることと思います。私たちにとってもつらく大きな決断でした。しかし、神様は握り締めていた手を開くときに、そこを新たなもので満たしてくださる方です。
新たな計画が神様のみこころにかなったものとなり、これからの時代にさらに宣教のために豊かに用いられる働きとなるようお祈りに覚えていただけましたら幸いです。

恵みシャレー軽井沢

具体的な計画については、詳細が決まり次第、お知らせいたします。
「見よ、わたしは新しいことを行う。今、それが芽生えている。あなたがたは、それを知らないのか。必ず、わたしは荒野に道を、荒れ地に川を設ける。」
イザヤ書43章19節

いのちのことば社社長 岩本信一