止めることはできない!
◆海外からの文書伝道レポートを紹介します
EHCは、アジア太平洋のすべての人にキリストを届けます
この手紙を書いている今、私はパプアニューギニアにあるEHCのミニストリーを訪問した旅から戻ってきたばかりです。パプアニューギニアの人々は言語によって部族や村に分かれ、山々や川、谷に点在しています。それぞれに意味のある形で福音を届けるためには、計り知れないほどの愛と献身、そして想像力が必要です。
パプアニューギニアはアジア地域にある27のEHCのミニストリーの一つです。この地域は経済的、政治的、地理的、宗教的、文化的に非常に多様であり、地球上で最も多様な宣教地の一つと言えます。パプアニューギニア、そしてアジア太平洋で、私はEHCのリーダー、スタッフ、ボランティア、パートナーの方々に深く感動しています。 彼らは毎日、私たちのビジョンのために犠牲を払い、川を渡り、山を登り、谷を越え、敵意に耐えながらも、一人も取り残さないようにしています。
EHCに賛同してくださる協力者の皆様の祈りとご支援は、そして犠牲によって、より遠くへキリストが伝えられ、より多くの場所に福音が届き、より多くの言語に福音文書が訳され、すべての人が信仰の愛を知る機会を捉えることができます。皆様の協力なくして、この働きを成すことはできません。心より感謝を込めて。
EHC国際総裁 タナー・ピーク
障害を乗り越えて
EHCは、「勇敢で、止めることのできない愛」によって特徴づけられています。それは、すべての人、あらゆる場所に福音を届けるという私たちの献身を通して示される、神様への愛です。私たちはこの使命において、どのような困難があろうとも揺らぐことなく立ち続けています。たとえ、アジア太平洋地域のように大きな挑戦が立ちはだかるとしても。
アジア太平洋地域は、地理的に特有の課題を抱えています。たとえばインドネシアは、1万7,000以上の島々からなる国です。また、パプアニューギニアの高地には多くの僻地コミュニティが存在し、中には何世代にもわたる部族間の抗争に苦しんできた地域もあります。現地のクリスチャンたちは、私たちと共に仕える中で常に現実的でありながらも「どうやってそこにたどり着くのか」という難しい問いに向き合っています。
孤立した地域とは対照的に、アジア太平洋地域には極めて人口が密集した都市も数多く存在します。たとえば日本の首都圏には3,500万人以上の人々が暮らしています。どうすれば、すべての人に福音を届けることができるのでしょうか。
制限された地域
アジア太平洋地域の文化的、宗教的背景は非常に多様です。タイ、ミャンマー、カンボジアでは仏教が多数派を占めています。インドネシアは世界最大のイスラム教国であり、その影響力は地域全体に広がっています。インドやネパールの多くの人々はヒンドゥー教を信仰しています。多くの国々では、キリスト者が迫害を受け、政府による制限も年々厳しくなっています。これらの国々で、すべての人にキリストの愛を届けるにはどれほどの代価が必要なのでしょうか。
アジア太平洋地域の多くの場所は、地震、津波、洪水、モンスーンなど、自然災害のリスクが高い地域でもあります。さらに、新型コロナウィルスによりもたらされたパンデミックは、人口が密集している地域やインフラの整っていない地域により深刻な影響を与えました。 近年では、政治的不安や宗教的動機による暴力が増加している国もあります。こうした状況の中で、クリスチャンたちはキリストを運ぶ働きにおいて適応し、創意工夫し、新たな障害に向き合い続けなければなりません。
では、アジア太平洋地域におけるEHCのネットワークは、どのようにしてこれらの試練を乗り越えているのでしょうか。以下のストーリーで、多様で困難な宣教の現場を直接の証しを通してご紹介します。
距離を超えて
可能な限りEHCでは現地のクリスチャンを訓練し、彼ら自身が隣人にキリストを届けられるよう備えています。しかし、地域によっては最寄りの教会やクリスチャン共同体から、徒歩やバイク、ボートで何日もかかる場所もあります。そのためEHCは、何十年にもわたりクリスチャンの存在がほとんど、あるいはまったくない僻地に開拓宣教師を派遣し続けてきました。スマートフォンやメッセージアプリといったテクノロジーも、新たな扉を開いています。
ナサン(仮名)は、長年にわたり開拓宣教師として奉仕し、多くの地域教会とつながりを築いてきました。そのネットワークは、イエス様の愛に触れたコミュニティが増えるにつれて着実に広がりました。最近、彼女の元に匿名の電話がかかってきました。ナサンの国ではクリスチャンが迫害を受けており、関心を示すだけでも危険を伴います。電話の相手は別の村に住む女性で、あるクリスチャンからナサンの連絡先を聞いたとのことでした。彼女は「イエスについてもっと知りたい」と話しました。ナサンが福音を語ると、女性の家族が電話の周りに集まり、耳を傾けました。
その後、ナサンはメッセージアプリを通して対話を続け、やがてその女性はイエスを自分の救い主として受け入れました。しかし、彼女の村には教会がありませんでした。そこでナサンは自身のネットワークを通じて、彼女と家族がつながることのできる最寄りの教会を見つけたのです。
イエス様の愛は、クリスチャンたちの手、足、そして声を通して、スラム街にも、高層ビルにも、そしてジャングルにも届いています。洪水に押し流された町々や、戦争で引き裂かれた家族の中にもイエス様はおられます。イエス様の希望は、一袋のお米に込められて現され、イエス様の真理は尽きることのない問いに辛抱強く答える姿の中に輝きます。これからも私たちEHCは、壊れた場所の中で福音という真の平和への、静かで恐れなき招きを携えて歩んでいきます。
