EHCアジアのディレクターよりEHC日本に、コロナの影響を受けたアジア諸国の厳しい現状とその中での働きについて、以下のように報告がありました。ぜひ祈りに覚えていただければ幸いです。

EHCアジアディレクター　アラン・リット氏より　 日本の皆様へ

　今アジア諸国では、新型コロナウイルスの感染拡大
が止まりません。現在※の各国の様子とEHCの働きについて、ご報告します。
　　　　　　　　　　　 　　 （※各国の状況は2021年7月時点）

【タイ】
　特に国の北部においてコロナの感染が広がっており、多くの感染者と死者が出ています。
　しかしながら、この中でEHCタイは戸別配布を続けています。北部に位置するチェンライという町では、懸命にほかの地区の模範になろうとしています。２年間で町全体に配布をする予定です。また、毎週日曜には各教会が、100セットのトラクトと食料を配布しながら伝道しています。

【カンボジア】
　1か月間で、牧師3名とリーダー10名がコロナによって亡くなりました。ある大きな教会ではクラスターが発生し、そこは14日間封鎖されました。しかし、町のロックダウンまでには至っていませんので、戸別配布を継続して行っています。

【マレーシア】
　国全域のロックダウンから１か月以上たちましたが、コロナは収束せず、医療崩壊が起こっています。しかし、このような中でも主は生きておられます。Zoomでのオンライン伝道やリバイバル集会をしたところ、200～300人が参加したのです。７月には２回のリバイバル集会の開催を予定しています。

【ミャンマー】
　これまでに数百名の牧師がコロナによって亡くなりました。EHCのデイレクターとその家族もコロナに感染しました。しかし不思議な神様の癒やしにより、今はすっかり回復しています。
　ミャンマーでは政情不安から、町で暴動や略奪が続いており、外を出歩くなら身を危険にさらすようなものです。今はトラクトの戸別配布を行うのは厳しい状況です。早くコロナが収束し、また政治が安定し、再び戸配布ができるようお祈りください。

【インドネシア】
　6月に伝道大会を開催しました。伝道大会はオンラインでも配信し、多くの方が参加して、救われる方たちも起こされました。
　今、コロナによって人々は不安と悩みで心がいっぱいになっています。EHCではスタッフ2名が感染し、関わりのある牧師の2名が亡くなりました。この時にそ、まことの救いが必要です。大変な状況ですが、耐え忍びながら少しずつ戸別配布をしています。

【ベトナム】
　国内全土で1日に１万人以上の感染者が出るほどになり、最大の都市ホーチミンでは3度目のロックダウンに入りました。EHCベトナムのディレクター、ジョセフ氏の隣の家では、コロナによって婦人が亡くなりました。現在、２～３人以上で行う集会は禁止されています。このような状況から、トラクトの配布もしばらく休止せざるをえない状況にあります。
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　それぞれの国が、このようにたいへん困難な状況にあります。しかし、私たちは神様の計画を信じ、信頼してまいりましょう。神様は次のようなお方だからです。
・神は変わることのないお方。（へブル13：8）
・神は力に満ちた方。（エレミヤ32：17）
・神はすべてをご存じの方。（詩篇147：5）
・神はいつも私と共にいてくださる。（詩篇139：7～10）
・神は賢明なお方。（ローマ11：33）
・神は真実なお方。（詩篇119：90）
・神は良いお方。（詩篇34：8）
・神は愛のお方。（Ｉヨハネ４：7～8）
・神はあわれみに満ちたお方。（ローマ9：15～16）
　また、神はこのように約束してくださいました。「あなたがたのうちの二人が、どんなことでも地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父はそれをかなえてくださいます」（マタイ18：19）
　皆様に中国の有名なことばを贈ります。「私たちの目の前の敵は、私たちの心に住んでおられる神様ほど強くはない」。
　暑さやコロナ感染と大変なことばかりですが、神様の恵みは私たちをさらに平安にしてくださるのです。
　「キリストのことばがあなたがたのうちに豊かに住むようにしなさい」（コロサイ3：16）
　「ダビデはそこで彼らを討って、『主は、水が破れ出るように、私の前で私の敵を破られた』と言った」（Ⅱサムエル5：20）