「百万人の福音」が新年号から大リニューアル!

“聖書を生活に”をフラッグとして掲げて

 月刊誌「百万人の福音」の前身である「生命の糧」が創刊されたのは1951年。そして3年後の1954年に「百万人の福音」と改称しました。「発刊の辞」にこのようにあります。

 「生命の糧は主として信者を中心としたものですが、イエス・キリストの福音はあまねく伝えられねばなりません。さて祖国日本を顧みるに、敗戦以来社会は日に日に暗黒となり、人心はすさみかつ冷ややかになってまいりました。…今ほど、人心に平安と満足を与えるものは、財産、地位、教育の類ではないということが如実に示されている時はありますまい。この意義深い時に、あらゆる人々に真の幸福を与える福音が極めて平易な姿をして出て行くのです」

 今の時代、「百万人の福音」という誌名に、「なぜ百万人(だけ)?」と思う方が多くおられることでしょう。創刊当時、「百万」という数字は「途方もない」「最大限」を表す形容によく用いられたようです。「百万ドルの笑顔」などと使われていました。もちろん「100万人だけ」ではなく、当時も今も、キリストの福音を「あまねく」すべての人にお伝えしていきたい、その一心で一号一号、心をこめて編んできました。

 そして、67年という時を経て、2021年1月より、「百万人の福音」という屋号はそのままに、「BIBLE & LIFE」と冠することとしました。

 思いは一緒です。クリスチャンであるなしにかかわらず、聖書の福音はすべての人にとって必要なものであり、人の生き方、生活に直結するものであることを「あまねく」多くの方に伝える雑誌でありたい、そう願い、手に取りやすいデザイン、ことばへと刷新いたします。また、内容も、読者のみなさんが、より聖書に親しみ、生活に生かす助けとなるような特集、連載を掲載していきます。

 コロナ禍で、非日常が続き、疲れ         きっている方がいらっしゃるかもしれません。情報が氾濫する現代にかえって何かを見失いそうになっているかもしれません。今起こっていることがらを、どのように捉え、どう生きていけばいいか、迷っておられるかもしれません。

 そんなとき、ぜひ本誌を手に取っていただければと思います。共に悩み、聖書がどう語るのかと共に耳を傾け、共に天を見上げつつ、与えられたいのちを歩ませていただきたいと願っています。

 今後とも、「百万人の福音」をどうぞよろしくお願いします。

 (編集長 宮田真実子)

*本誌の特徴*

何といっても特集が魅力的!

 今、世界で、日本で起こっている出来事をどう考えればいいのか。聖書は私たちにどう語っているのか。日常生活を聖書的に生きるヒントになるような特集を毎回組んでいきます。お楽しみに!

注目の新連載

・睡眠に関する基礎研究の第一人者、柳沢正史さんのサイエンスエッセイ
・認知症の介護家族に寄り添ってきた関根一夫さんによる「介護と老い」をテーマにしたエッセイ
・大人向けのベッドタイムストーリー
・聖書各巻の全体を通して、神が何を語っているのか(1話読み切りメッセージ)など盛りだくさん!
・そのほかに、大人気漫画「喫茶ホーリー」、聖書日課(ショートバージョン)も帰ってきます!