ゴスペルボックス・オアシス号 巡回レポート

薩南諸島(奄美大島、喜界島、沖永良部島、伊江島)巡回 12/11〜18

薩南諸島巡回・フェリーで本部港を出発するゴスペルボックス・オアシス号

●12月11日、沖縄本島の本部港から喜界島へフェリーで北上。13日の午前は、ホーリネス喜界キリスト教会へ。牧師が公民館の放送を使って地域の方にPRしてくださり、教会や地域の方が次々来店。前回も買い物をしてくださった方から、「前に買った日めくり、今も使っているよ」とうれしい声をお聞きしました。また、最近礼拝に出席されているという方は、「この機会に聖書通読にチャレンジしたい」と『1年で聖書を読破する』(鈴木崇巨著)を購入くださいました。オアシス号の訪問がこのような決断のきっかけとなり、感謝しました。
 その後、日本キリスト教団(以下、「日キ」)の喜界教会へ。今年も大きな看板を作って、迎えてくださいました。前回聖書を買われた方から、「あれから聖書通読を続けています」と、ここでもうれしい声を聞きました。
●翌14日は、早朝のフェリーで奄美大島へ。名瀬港から南へ1時間ほど走らせ、日キ教団瀬戸内教会へ。こちらでも訪問を楽しみに待っていてくださり、翌日、出張されるという牧師は、ちょうど持ち歩きに便利な聖書を見つけて喜んでくださいました。
●15日の日曜日は、日キ教団名瀬教会の礼拝に出席。文書伝道デーとして礼拝前に時間を頂き、昨年の喜界島での証し(1人の信徒が召され、その信仰姿勢に打たれた方々が、その方の愛読書を次々求められた)をしました。すると牧師が、「その信徒のご家族がここにおられます」と言われ、驚きました。そのご家族も、「私もその本、読んでいますよ」と。一冊の本を通して、いろいろとつながっているなあと感動しました。礼拝後には、近くの大島キリスト教会の牧師、信徒も来られてお買い物。「ちょうど、孫にクリスマスプレゼントをしたいと思っていたからよかった」と喜んでくださいました。
奄美大島・瀬戸内教会での販売のようす

●16日、奄美大島からまた早朝のフェリーに乗り、沖永良部島へ。最初に伺ったのは、沖永良部リバイバルチャーチ。教会の前に商品を陳列し、販売しました。沖永良部島訪問は当初、前の週を予定していましたが、都合がつかず1週間ずれこんでいました。聞くと、「先週は天候が悪く、船が欠航していた」とのこと。予定が変更されたのは、神様の守りだったと感謝しました。
 夜は沖えらぶバプテスト教会へ。牧師からの要望で、仕事をしている人も来やすいようにと夜の時間に設定。会堂内に商品を並べ終えると、仕事を終えた信徒の方々がご家族と一緒に次々と来られ、お買い物を楽しんでくださいました。前回の訪問時に、出産のために家を離れて鹿児島の病院に入院しているお母さんにプレゼントしたいと健気に商品を選んでいた子どもたちが、そのお母さんと一緒にうれしそうに来店。今度はお母さんと相談しながら、自分の欲しいものを選んでいました。自分の小遣いから、オアシス号のための献金をしてくれた高校生もいました。
●17日の午前は、日本ホーリネス教団沖永良部キリスト教会へ。この日は空もよく晴れて暖かく、12月とは思えない天候でした。教会堂の陰に車を停めて陳列と販売をしました。牧師や信徒の方が次々と見えられ、買い物をしてくださいました。
●18日は伊江島にある、伊江島キリスト教会に伺いました。訪問を楽しみにしていた信徒の方が販売開始時間前から集まってくださいました。2年前にこちらに伺った時に購入された信仰書を今でも愛読されていると、こちらでもうれしい報告を頂きました。

 今回、以前の巡回で購入された書籍や日めくりを今でも用いているとの報告をあちこちで聞きました。これは離島巡回を継続してきた恵みです。離島の諸教会にとって、小さいけれど継続的な信仰の養い・宣教の支援として神様に用いていただいている証しです。離島の小さな教会がさらに活性化されていくことが、日本の教会全体の活性化につながることを願い、今後もこの巡回を継続したいと願っています。

喜界教会では特製の看板を作って、地域にPRしてくださった

 薩南諸島巡回は、フェリーでの移動で、総経費は16万円です。売上から捻出できる経費は3万円。13万円の不足となります。皆様のご支援を頂けたら幸いです。
 (いのちのことば社 宣教室文書伝道課 中村信義)

■献金先口座:郵便振替: 00170-8-10387 「いのちのことば宣教団」
※備考欄に「オアシス号巡回のため」とお書きください。