オンラインでの講演会を続々開催

全国各地、海外からも気軽に参加できると好評!
オンラインでの講演会を続々開催

  コロナ禍による集会制限が続く中で、オンラインを活用した講演やセミナーが広がっています。いのちのことば社でも、昨秋のCS教師オンライン・リトリートを手始めに次々開催しています。1月には、元ワーナー・ブラザース映画製作室長、小川政弘さんの著書『聖書を知ると英語も映画も10倍楽しい』(小社刊)の発行を記念し、「小川政弘氏出版記念オンライン講演会」を開催しました(主催:編集局)。
 「映像翻訳と共に~字幕翻訳で信仰を伝えた半世紀~」と題した講演では、字幕翻訳の世界に入った経緯や、聖書との出合い、字幕翻訳制作の具体的な事例などが写真や動画を交えて語られました。
 幾つかの作品のシーンを題材に、聖書の知識がないことで誤訳になってしまった例なども紹介。また、長い歴史の中で観客が一度に読みきれる文字を26字とし、1回の字幕表示の文字数をそれ以内にしたという話など、興味深い話題が次々と飛び出しました。
 また、字幕翻訳者に求められる資質として、「美しい日本語」を第一に挙げました。英語の会話の情報量を凝縮して日本語に変換するため、日ごろから端的で美しい日本語を蓄えることが大切だとも。そのため小川さんは、良い映画だけでなく、良質の小説やドラマからもことばを吸収することに努めたと振り返りました。また現在、元の職場にはクリスチャンの字幕翻訳者がいないため、ぜひクリスチャンがこの世界を目指してほしいと訴えました。講演の1時間が短く感じるほどの濃い内容で、アンケートでは「もっと聞きたい」という声が数多く寄せられました。50名以上の方々が各地から参加し、講演後、チャットでの質疑応答も充実したものとなりました。

 来る3月27日には、『まだ暗いうちに』(中村佐知著、小社刊)出版記念のオンライン講演会が開かれます。著者の中村佐知さんと夫の昇さん夫妻による対談形式で行われ、講演テーマは「次女を天に送って―夫婦で歩んだ道、一人でたどった道」。前作に続いて、若くして召された娘さんの死に対して、どのように向き合い、心に収めてきたのか、母親の佐知さんだけでなく、父親の立場からも語られます。

 オンライン講演では、映像や図表も参加者の手元のパソコンに映し出せるため、会場のスクリーンよりも見やすいメリットもあります。課題として、賛美の演奏や動画資料を配信したときの安定性の向上などがありますが、機材や運営ノウハウを改善していきたいと考えています。コロナが収束しても、距離や時差の壁を超えて参加できるオンライン講演は、リアル講演と併用されていくものと思います。皆様もどうぞ、ご参加ください。

■ 『まだ暗いうちに』出版記念オンライン講演会
日時:3月27日13:00~
オンライン(Zoomを用いて)※参加申込を頂いた方へ ご視聴用のURLをメールでお知らせ
参加費:無料(要申込) 定員:80名
主催:いのちのことば社出版部

問い合わせ:いのちのことば社出版部

TEL : 03-5341-6920 FAX : 03-5341-6921
e-mail : publish@wlpm.or.jp
お申込 : https://forms.gle/1qmGanMUtUN7KUux7