日本オイコス計画

EHC日本 相澤直実
トラクト配布のようす

EHCオイコス計画とは

国際EHC(世界189か国)では、2038年までに「地球上のすべての家庭に福音を」を目標としたオイコス計画をスタートしています。「オイコス」(ギリシャ語)とは、新約聖書に出てくることばで、家庭、家族を表しています。使徒5:42に「そして毎日、宮や家々でイエスがキリストであると教え、宣べ伝えることをやめなかった」とあるように、最初の戸別訪問による伝道はエルサレムから始まっています。マタイ24:14「御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます」の全世界とは、原語で「オイコウメネ=あらゆる人の住んでいる場所」です。このことばから、オイコス計画と名づけられました。

EHC日本として

EHC日本では、これまで4回、日本全国全戸トラクト配布を計画し、実施してきました。一方、1990年のバブル崩壊後、EHC日本のトラクトの需要は毎年のように下がっていました。しかし、2011年3月の東日本大震災後、世界のEHCの仲間からの励ましを受け、「ラブ・ジャパン」というトラクトの無料提供キャンペーンを通して、多く教会、クリスチャンボランティアによって支援活動とともにトラクトによる文書伝道がなされました。この出来事を通し、もう一度日本の全戸にトラクトで福音をお届けしたいとの思いをもち、小さなスタートですが、2014年より「ゴスペル・フォー・ジャパン」とのタイトルで地域別戸別トラクト配布キャンペーンを始め、これまで17万6,727世帯に配布いたしました(協力教会56教会、献金累計196万円)。
現在、日本の総人口は1億2,711万人、日本の総世帯数は5,340万世帯です。これまでの「ゴスペル・フォー・ジャパン」の実績は0.3%にすぎません。また以前とは違い、都市部ではマンションが増え、玄関まで簡単に入ることができません。空き家が増えている現状もあります。今、日本の教会が、そしてEHC日本が、このオイコス計画に取り組み、2038年をゴールとして設定できるのかという恐れがありますが、「全世界に出て行き…」「収穫は多い」との主イエスの約束を信じて進めたいと思います。
2020年、EHC日本の運営母体であるいのちのことば社は創立70周年となります。この2020年を機に、これまでのゴスペル・フォー・ジャパンを「オイコス計画(日本の全家庭に福音を)」と名称を変えて継続していきます。

■第Ⅰ期(2014年~2019年)配布実績:17万6,727世帯、協力教会56教会、献金累計196万円。
■第Ⅱ期(2020年~2025年度)目標:200万世帯。予算案(献金必要額) :2,400万円。
 ◦初年度2020年:20万世帯。予算案:400万円(トラクトの無料提供、事務経費、人件費、等)。
 ◦並行して、フォローアップの充実にも取り組みます。
■祈りの課題
 ① 地域教会から「地域全戸にトラクト・福音を届ける」ビジョンと計画が起こされるように。
 ② このオイコス計画のための費用が与えられるように。
 ③ 地域教会とEHC日本が協力し、計画を具体化できるように。
 ④ 高齢化が進んでいる中で、複数の教会との協力や、海外からのボランティアなどの応援が与えられるように。
 ⑤ 第Ⅱ期の200万世帯が達成しても、全体(5,340万世帯)の3.7%にすぎません。第Ⅲ期以降の計画のために。

会計報告(2019年11月分)
10月末累計収支 -629,709円
○収 入○
・献金(国内) 193,900円
 ・日本EHC 182,400円
 ・ Gospel for Japan 11,500円
・献金(海外) 91,300円
・会費 18,000円
・トラクト頒布収入 1,197,477円
収入合計(A) 1,500,677円
○支 出○
・印刷費 531,909円
・頒布活動費 193,047円
・事務局費
(人件費、光熱費等含)
501,336円
支出合計(B) 1,226,292円
収支差額(A)-(B) 274,385円
11月末累計収支 -355,324円
目標献金額と達成状況
目標献金額 毎月500,000円
2019年7月~11月 2,215,331円
トラクト頒布数

2019年7月~11月(総頒布数累計) 221,331部