サモア宣教チームが来日!~共に福音を届けた2週間~

◆海外からの文書伝道レポートを紹介します。

▲ いのちのことば社のチャペルにて行われた特別集会

2025年4月、南太平洋の島国・サモアから宣教チーム11名が来日し、約2週間にわたり、日本各地でトラクト配布を中心とした伝道活動を共に行いました。訪問期間中には、いのちのことば社のチャペルにて特別礼拝が行われ、チームリーダーであるモルガン師がメッセージを語ってくださり、サモアの伝統的な踊りも披露されました。色鮮やかな衣装とリズミカルな動きで、サモアの文化と信仰の喜びを体現してくださいました。
モルガン師は、次のように語りました。
「1800年代、イギリスから宣教師ジョン・ウィリアムズがサモアに来て、9年間福音を伝えました。その結果、サモアの人々がキリストを信じ、国全体が変えられたのです。9年後には、サモア自身が宣教師を海外に送り出すまでに成長することができました。彼らは何も持っていませんでしたが、福音を携えて出て行きました。
今回のチームは、サモア、シンガポール、そして日本のメンバーで構成されています。私たちは神様を愛し、日本の人々を愛しています。その愛ゆえに、共に働くことができるのです。
私たちは、日本の人々が必ず神様を知るようになると信じています。福音を伝えることはすべてのクリスチャンの責任です。聖書には『あなたがたは、これらのことの証人となります』(ルカ24:48)と書かれています。
私たちは『あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい』(マタイ28:19)という主イエスの命令に従い、遣わされた場所で仕えていきます。UP(イエス様が天に昇られ)、DOWN(聖霊が下り)、OUT(私たちが出て行く)これが神の大宣教命令です。福音を携え、出て行き、成長し、輝きたいと願っています」

▲ サモアの教会

サモアという国

サモアは南太平洋・ポリネシアに属する常夏の島国で、美しい自然と豊かな伝統文化に彩られています。おもにウポル島とサバイイ島を中心とした10の島々からなり、人口は約20万人。首都はアピアです。
年間を通して気温が高く、熱帯気候に属しています。おもな産業は農業・漁業・観光業で、ココナッツやカカオ豆などの栽培が盛んです。サモアは「世界で最も西に位置する国」としても知られ、日没が最も遅い国の一つです。
公用語はサモア語と英語ですが、日常的にはサモア語がおもに使われています。日本からのアクセスは、フィジーを経由して飛行機でおよそ25時間かかります。

▲ 教会学校の様子

信仰に生きるサモアの教会

サモアでは、キリスト教が深く根づいており、礼拝は2、3時間かけて行われるのが一般的です。クリスチャン人口が多く、信仰に基づいた共同体意識が強く育まれています。

▲ 礼拝の様子

中でも、EHCサモアは、国内外への福音宣教に熱心に取り組んでいます。毎週のアウトリーチ活動のほか、病院や刑務所への訪問、週刊ラジオ番組の放送、弟子訓練など、多岐にわたる働きが行われています。
限られた資源と財政の中でも、福音を携えて海外へ宣教師を送り出し続けるサモアの教会の姿勢は、私たちにも大きな励ましとチャレンジを与えてくれます。
今回の訪問を通して、サモアと日本の間に主にある深い絆が生まれました。国境を越えて福音宣教を共に担う交わりが、これからもさらに広がっていくことを願っています。