日本の皆様へ
全世界のたましいの救いのために、日々お祈りくださっていることに、心より感謝申し上げます。
EHC(Every Home for Christ:全国家庭文書伝道協会)は、1953年に「日本のすべての家庭に福音文書(トラクト)を通してイエス・キリストを証しする」という一組の宣教師夫婦の長年の祈りによって、日本で始まった働きです。現在はアメリカに国際本部を置き、世界189の国と地域へとその働きとビジョンが広がっています。
日本におけるEHCの歴史を振り返ると、過去に4度の「トラクト全戸配布」が行われてきました。そして2019年には、日本の全家庭にトラクトを届けることを目指す「オイコス計画」が、日本の諸教会とEHC日本の協力のもとで始まりました。この計画を2038年までに完遂するためには、毎年200万〜300万世帯への配布が必要とされています。
日本は世界的に見れば小さな島国ですが、5,400万世帯という多くの家庭があります。また、クリスチャン人口が1%未満という現状の中で、2038年までにすべての世帯に福音を届けるという目標は、無謀に思われるかもしれません。過去4回のトラクト全戸配布とは異なり、現代の日本では新たな課題も生じています。配布を担う奉仕者の高齢化、日本人の多忙な生活、配布時の不在家庭の多さ、さらには都市部における大規模マンションの普及によるアクセスの困難など、さまざまな障壁があります。
こうした課題に対応するため、EHC本部では、マンションへの直接配布が難しい場合には、その戸数を数え、その分を最寄りの駅や商店街で配布することで、その地域の配布を完了とみなすなどの対策を検討しています。また、日本EHCが運営する「オイコスオフィシャルページ(https://biblelearning.net/)」を通じて、聖書やキリスト教、教会に関心をもたれた方へのフォローアップも行っています。
さらに、海外の教会やクリスチャンにも日本の宣教の現状を伝え、個別配布のための海外宣教チームを日本に派遣する活動を支援しています。すでにシンガポール、中国、アメリカなどから宣教チームが来日しており、4月にはサモアから12名のチームが訪れる予定です。私たちは、何とかして日本全国に福音を届けることができるように祈り、援助を続けてまいります。
日本にお住まいの皆様も、お時間が許す限り、ぜひ戸別配布の旅にご参加ください。一日だけのご参加でも構いません。主の再臨が近づく中、私たち海外のクリスチャンも、共に日本全土への福音の到達のために祈り、協力してまいります。
私は2025年も神様のために生きたいと願っています。たとえ誰もやらなくても、私はこの使命を果たします。それが、私に与えられた主からの召しだからです。
「収穫は多いが、働き手が少ない。 だから、収穫の主に、ご自分の収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい」 (マタイ9:37、38)