午後は、仮設住宅を訪問。
星野富弘アート展、映画『塩狩峠』の上映会、読み聞かせ、マッサージ等、様々なプログラムをさせていただきました。
中には、マッサージを受けながら賛美歌を口ずさんでいた方もおられました。その方は若い頃に教会へ通っていたそうです。 また、活動後の祈りの中で、趙牧師が「この地域には教会がなく、教会を求めている方々もいる」と祈られたことが印象に残りました。
ーー能登復興支援センター チョヨンサン先生ーー
「星野富弘アート展を開いてくださってありがとうございました。ノンクリスチャンの方は知らない方が多かったので丁寧に説明すると「すごいですね」「高校の先生からもらったことを思い出しました」と絵と言葉を何度も見て悩まれながら絵葉書のシリーズを買っていかれました。もっと多くの方に知っていただきたいと思います。仮設住宅で塩狩峠の上映もあり、最後まで見てくださったことに感謝でした。」
ーーこひつじ書店 藤尾さんーー
「塩狩峠」の上映中の事です。ドラマの中で讃美歌が流れた時、つぶやくような歌声が耳に入って来ました。
そこは能登の仮設住宅の集会所。ご来場の方は、地域の被災者でクリスチャンは来ておられないと想定していたので、大変驚き「クリスチャンの方ですか?」と尋ねてしまいました。
その方は、マッサージ最中でうつ伏せに寝ていたにもかかわらず、こちらを向いて「若い頃は教会に通っていたんです。でもこっち(能登)には無くて」
ある牧師が仮設集会所で開くカフェの常連さんだそうです。
富弘詩画展に訪れた80代の女性。聞けば震災時には夫婦共に助かり、仮設住宅に入居できたが、ご主人が今年になってお亡くなりになったそうです。
「私は仏壇に毎朝手を合わせて、お供えを欠かしたことないよ」
「タバコが好きだったからタバコと、日曜だけビール」
仏教の根強い北陸です。どの家にも立派な仏壇があって、手を合わせるのが日課なのだと思います。
そのおばあちゃんが、帰りがけにもう一度私のところに来ました。手には花のイラスト入り聖句集。薄くて安価だったのもあるでしょう。買い求めた冊子の、ある聖句を指差して「これが良い言葉で」とわざわざ見せてくれました。
一人になって、ぽっかり穴の空いた心に、ストンと落ちたみことばだったようです。