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【 はじめに 】
地球上の誰もが、人生に対して夢をもって生まれてきているということを、あなたは信じますか。
私は世界のどこを旅しても―忙しく走りまわるマンハッタンの都会人であろうと、アフリカ南部の村人であろうと―夢を抱いたことがない人に出会ったことはありません。
夢についてうまく言い表せないかもしれませんし、すでに忘れてしまっているかもしれません。もはや夢など信じていないかもしれません。しかし、夢はそこにあるのです。
私はこの世界中の誰もが持っている力強い憧れのことを、大きな夢と呼びます。個人の情熱や能力を表す遺伝子コードのように、あなたの大きな夢は生まれたときからあなたという存在の中に組みこまれています。その夢を持つ人は、あなた以外にはいません。あなたがその夢を持っている理由、それは、生まれてからずっと願っていた人生にあなたを近づけるためなのです。
私の新刊『夢を見て生きる』にようこそ。これはあなたの大きな夢を実現させるための、実践的で革新的な手引書です。
『夢を見て生きる』は二つの部分から構成されています。第一部は「夢授ける方のたとえ話」。これは平凡という名の、馴染みという地に住んでいる無名人が、自分の大きな夢を追い求める物語です。ストーリーは、平凡が自分の夢に向かって旅する道筋をたどりますが、これは、第二部で私が話したいと思っている概念をあなたに紹介することになります。
第二部は「あなたの大きな夢への旅」です。この中で私は、夢を導くコーチの役割をします。問題を解決し、夢を自分のものとするようにあなたの手引きをします。第二部は夢に向かう旅路の間、あなたを励ますことを目的としています。さらに助けを必要とされる方は、ぜひ本書のホームページwww.TheDreamGiver.comを訪れてください。
夢を追い求める方々と共に考え、実現に向けての道を見つけるサイトです。
夢について教えるためにたとえ話を選んだのは、それが単純な物語を通して人生の重要な原則を伝えるという、昔から尊ばれてきたやり方だからです。例を挙げれば、C・S・ルイスの『ナルニア国物語』、あるいはジョン・バニヤンの『天路歴程』があります。また、良きサマリヤ人の話や放蕩息子のたとえ話も忘れてはなりません。あらゆる時代、あらゆる文化の人々に真理を伝えるには、たとえ話は最も効果的な方法でしょう。
もし『ヤベツの祈り』を読んだことがおありでしたら、必ずそうなりたいと望んだ、全く無名の旧約聖書の人物をご存じのはずです。ヤベツは生まれながらに負っている制限された環境と期待から脱出したいと必死でした。そこで彼は神に呼びかけ、祝福を、より大きな地境を、そしてそれに伴う力と守りを求めたのです。神はそれにこたえてくださいました。
もしあなたがそのように祈るなら、あなたの人生は変わるでしょう。神はあなたの地境を広げてくださいます。もっと繁栄する方向へ、しかし同時にかつてないほど大きなチャレンジに直面する方向へ、あなたの人生を動かすでしょう。この方向を、本書ではあなたに対する神の夢と呼びます。
すべての夢追う者はやがて、実現への道には夢を脅かす障害が数多くあることに気づきます。 そして、この時点で実に多くの人が引き返してしまうのです。しかし、みなが気づかないでいることですが―実際私も何年間も見失っていました―、ひとつひとつの障害は重要な機会でもあるのです。障害は予測どおりの順番で、なおかつどれも納得できる理由でやってきます。しかし夢に向かう旅路と、神が人生でなさっておられることとを理解すればするほど、あなたは自分の夢をあきらめられなくなります。
そこで質問します。あなたは、子どもの頃は持っていたけれども、成長するにつれてなくしてしまった夢がありますか。今現在、追い求めるのは不可能だと思えるような夢を持っていますか。神は自分に大きな夢を与えることさえ忘れてしまったのだろうかと感じていますか。あるいは、夢を追い求めているのに障害ばかり多くて、という経験をしていますか。これらの質問のうちひとつでもイエスと答えるなら、本書はあなたのためのものです。私と一緒にあなたに備えられた人生を行きましょう。
自分はどうあるべき者として造られたのか、何をするために造られたのか、そのことを受け入れるとき、あなたの心が喜びに満たされますように。
心より。 |
南アフリカのヨハネスバークにて
ブルース・ウィルキンソン
(本書「はじめに」より) |
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