ストーリー/作品紹介

ストーリー 作品紹介

イエスの母となるマリアとマグダラのマリアは友人であったが、そこにヘロデ大王の義理の娘であるヘロデヤが現れ、二人のマリアを誘惑していく。 マグダラのマリアはヘロデヤの陰謀に巻き込まれ、一歩一歩足を踏み外していくのだが、母となるマリアは神に従う人生を選び、聖霊によって神の子イエスを身ごもる。

やがて成長したイエス・キリストは、母マリアと離れ、神のことばを伝えていく。 ある時、マグダラのマリアは姦淫の女としてイエスの前に差し出されるが、「罪のない者が最初に石を投げなさい」とのイエスのことばで助けられ、 イエスにつき従うようになる。エルサレムでは人々に歓迎されたイエスだが、策略により捕らえられ、さばかれることになり、裁判の結果、 十字架刑に処せられることに…。 十字架にかけられたイエスを見つめる母なるマリア。恐怖にとらわれる弟子たち。 そんな折、母マリアは子供の頃に迷子になったイエスのエピソードを静かに語り出す。 「父の家にいる…。あの時はわからなかったの」。そこへ飛び込んで来たマグダラのマリアから、一同は驚くべきことを耳にするのだった。

2012年4月に新作のイエス・キリストの生涯がヨーロッパのテレビで放映された。原題は「Mary」。これまでも「ナザレのイエス」「偉大な生涯の物語」「キング・オブ・キングス」「マリア」 「ヨハネの福音書」をはじめ、沢山のイエス・キリストの映像作品が作られてきた。

日本人がイエス・キリストに出会うチャンスは本当に少ない。しかもいきなり教会を訪ねるには勇気がいる。でも聖書のことやイエス・キリストについては知りたい。誰にも知られずにそっと触れてみたい。だから「不思議なキリスト教」のような本が売れるのだろう。それに聖書は分厚いの で簡単には読破出来ない。しかし映像なら理解しやすいのではないか。

映像化される場合の関心事は、聖書に忠実であるか、またエンターテインメントの要素はどうかである。聖書に登場する人物の説明が少ないため、聖書に忠実すぎると映像作品としては面白みが失われ、またドラマチックに描きすぎると、聖書にそんな描写があったのかと誤解を与えてしまう。
では今回の作品はどうか。イエス・キリストのストーリーは聖書に忠実で、その周辺の登場人物にはフィクションとしての脚本展開がある。

マグダラのマリアとイエスの母マリアは友人という設定。そこにヘロデ王の義理の娘ヘロデヤを悪のシンボルとして登場させ、二人のマリアを誘惑していく。マグダラのマリアは、一歩一歩足を踏みはずしていくのだが、母マリアの方は神に従う人生を選び、聖霊によってイエスを身 ごもる。このクリスマスのシーンは美しく、ここからイエスの十字架、復活までが聖書に忠実 に描かれていく。

マグダラのマリアは、姦淫の女としてイエスの前に姿を現すような設定で、「罪のない者から石を投げなさい」とのイエスの言葉で助けられ、罪を赦された彼女はイエスにつき従っていく。
十字架にかけられたイエスを見つめる母なるマリヤの姿には誰もが涙するだろう。そして復活のイエスに出会うマグダラのマリアの喜びは私たちに希望を与えてくれる。これまでのイエス伝にはなかった二人のマリアの生き方を対比しながら、フィクションを交え、 イエス・キリストについては聖書に忠実に、そして壮大に描く新約聖書のドラマ。

二人の女性、マリアを通して描く初の試みなので、特に女性たちには観ていただきたい。マグダラのマリア役をスペイン出身のバズ・ヴェガが、そしてイエス役をヨーロッパ映画で活躍す る二枚目俳優アンドレアス・ピーチュマンが熱演している。約三時間半。時間を忘れてしまうほどに誰もが引き込まれるだろう。

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