What’s New 「携挙」の映画が2本公開!

礒川道夫
ライフ・クリエイション ディレクター

昨年から続いて公開されているキリスト教映画を、何度か紹介させていただいた。また「百万人の福音」5月号「いま、キリスト教映画が熱い!」でも特集しているのでぜひご覧いただきたい。
これまで「神は死んだのか」「天国はほんとうにある」などが上映されてきたが、今度のテーマは、聖書で終末に起こるといわれている「携挙」である。しかも2本同時期の公開となる。
一つは、弊社から原作本が発売されている「レフト・ビハインド」だ。シリーズ累計全世界で6,500万部を超えた大ベストセラーの映画化である。
テサロニケ人への手紙第一4章17節に、「たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです」とある。これを「携挙」と呼んでいるが、それがいつであるのかは、はっきりと明示されていない。

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ある日突然、数百万を超す人間が姿を消し、未曾有の混乱状態になるところからストーリーが始まる。一方、高度30,000フィートの上空でも同様に、ジャンボジェットの機内から大量の乗客が着ていた衣服と荷物を残して忽然と姿を消してしまう。
乗客たちがパニックを起こすなか、パイロットのレイは、クリスチャンの妻と連絡が取れないことから、このことの聖書的意味に気づいていく。
実は、「レフト・ビハインド」は以前、クリスチャン俳優のカーク・キャメロンが出演してDVDが3巻作られた。しかし今度の作品は、ハリウッドを代表する俳優であるニコラス・ケイジが葛藤、困惑するレイ役を演じ、本格的アクション大作に仕上がっている。原作のイントロ部分にあたるフライト上の出来事のみの取り扱いになるが、十分「携挙」の意味が伝わっている。7月から全国で公開予定で、今回もクリスチャン割引チケットを発売する。お近くのキリスト教書店にお問合せいただきたい。
もう一つは「リメイニング」で、5月の中旬に新宿シネマカリテで公開され、今後全国公開、自主公開が予定されている作品だ。
こちらの「携挙」は、魂だけが引き上げられる描写となっており、残された人々には、多くの人が突然亡くなったように見える。そして最後には、黙示録の9章3節から7節にあるいなごの出現で終わるという「携挙」理解に一石を投じることになりそうなパニック映画である。

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今回、私の関心は、なぜこのタイミングで「携挙」の映画が2本も公開されるのかである。どうしても神が終末に思いを馳せるようにと警告されているように感じてならない。
「ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます」(マタイ24・36)

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