NEWS VIEWS FACES イ・チソン&イ・ミンソプ きみは愛されるため生まれた

Special Talk&Concert 2005 After Christmas

東京チケットは売り切れました

イ・チソンさん
 キリスト教界のイベントは、なんといっても12月25日のクリスマス。普通ならその後は休みになるキリスト教界、しかし今年は12月29日に「イ・チソン」をメインスピーカーに、また2005年度にインディーズレーベルとしては、メガヒットになった「きみは愛されるため生まれた」の作詞、作曲者の「イ・ミンソプ」を韓国からミュージックゲストに迎えて、『きみは愛されるため生まれた Special Talk&Concert 2005 Year-End』を行うことになった。

 イ・チソンは韓国の梨花女子大学4年生だった2000年、兄が運転する車に同乗中、飲酒運転の車に衝突されるという事故に遭う。兄によって助けられたものの、全身の55%に大火傷を負ってしまった。7カ月にわたる入院、十数度の手術、苦痛に満ちた治療、そうした肉体的な痛み以上に克服しなければならなかったのがそれまでと一変した容貌をいかに受け入れるかだった。最初は自分の顔を見ないようにしていたチソンが、少しずつ、少しずつ、鏡に映った自分を見て手を振り、挨拶をするようになった。「こんにちは、イ・チソン」鏡の中の新しいチソンも挨拶を返した。「チソン、愛してるわ」。
事故前のイ・チソンさん

 一番悩んでいたのはお兄さん。「助けたことは、本当にチソンにとって良かったのか。」そのお兄さんに彼女は、「何百回でも助けて」昔の姿に戻りたいですかという質問にも、彼女の答えは「戻りたくない」とはっきり答える。彼女は現在、アメリカのボストンで、中途障害者の心のケアの学びをしている。

 彼女は日本をたいへん愛している。それは2002年10月、彼女が韓国の医者に見離され、新たな治療の可能性を探るため、日本に来たことから始まる。福島県立大学の上田教授の一言が、絶望していた彼女に希望を与え、日本人が彼女に無関心だったことが、かえって慰めを与えた。そして3度の手術の間、中央栄光教会の李牧師や福島にある教会の皆さんの支援が、彼女に良い日本人の良い印象を与えている。日本と韓国が複雑な問題を抱えている今、日韓和友好40周年に相応しいイベントではないだろうか。
イ・ミンソプさん

 フジテレビ「アンビリーバボー」で放送され、出演者は涙 涙だった。また、アスペクトから発売された本『チソン、愛してるよ』も大好評で、12月にはその第2弾が予定されている。彼女は韓国で今一番人気のある講演者の一人。1回に何千人といった集会がもたれるそうだ。またアメリカやロシアでも同じことが起こるという。しかし彼女が大好きな日本では、まだ一度も講演会が行われたことがなかった。今回は貴重な集会になることだろう 。