注解書でもっと豊かに聖書を味わう。 注解書ガイド 2『新聖書注解』

『新聖書注解』シリーズ

日本人執筆者による読みやすさが魅力

 1973年刊行以来、多くの聖書読者から信頼され、福音派のスタンダードな注解書とされてきた『新聖書注解』。しばらく品切れとなり、古書店では定価を超える値が付けられるほど復刊が切望されていましたが、この春、受注分のみ販売可能となりました。

 日本人執筆者による読みやすくわかりやすい解説が特徴で、聖書学の成果を聖書信仰の立場から説明しながら、一般信徒の方々も使いこなせる内容です。

 旧約4巻、新約3巻の全7巻シリーズで、旧約には計5篇の緒論的論文、新約には計10篇の総論的論文を付け、聖書の全体的な理解ができます。

旧約聖書
旧約1 680頁
 創世記~申命記
旧約2 720頁
 ヨシュア記~エステル記
旧約3 664頁
 ヨブ記~イザヤ書
旧約4 636頁
 エレミヤ書~マラキ書

新約聖書
新約1 554頁
 マタイの福音書~ヨハネの福音書
新約2 546頁
 使徒の働き~エペソ人への手紙
新約3 540頁
 ピリピ人への手紙~ヨハネの黙示録


幅の広い深みのある内容
三浦綾子

先年『新約聖書入門』を雑誌に連載した際、何冊かの解説書の世話になったが『新聖書注解』は中でも度々使わせていただいた。幅の広い深みのある内容は平信徒の私にも読みやすく、且つ魅力があった。(『いのちのことば』1979年3月号より抜粋)