時代を見る目 171 地域のニーズに応える教会 (3)
行動を伴う祈り

池田恵賜
日本福音キリスト教会連合・本郷台キリスト教会 ユースパスター

 私たちの教会にはユース専用の祈祷室がある。ヨーロッパの国々で7/24(トゥエンティーフォー・セブン/二十四時間七日間の連鎖祈祷)という働きが行われているのを知った。ある犯罪の多い島で、若者たちが7/24を行ったところ、その島の犯罪率が低下したそうだ。若者たちが祈り、主の声を聞き、出て行って伝道したり、地域の必要に応えていった結果らしい。祈らないクリスチャンは必ず弱っていく。祈っていても恵みを自分に留めておくクリスチャンもまた弱っていく。流れのない川の水は腐っていくように、神様からの恵み、祝福は受けたら流さなければいけない。教会が祝福され、教会員が増え、働きが広がると、問題も広く大きくなる。それぞれが祈りの中で神様から直接、解決と力をいただく必要があるし、そういう体験こそ自らの信仰を肉付けするものとなる。

 ただ、単に部屋を用意したから祈りなさいと言っても、そう簡単に祈れるものではない。そのため、いろいろな工夫をしている。ユース祈祷室にはコンポを置き、賛美やメッセージが聞けるようになっている。画用紙や色鉛筆も用意し、神様に語られたことや示されたビジョンを絵に描いて、壁中に貼っていいことになっている。横浜市のデカイ地図を貼り、地域のために祈ることができる。また神様への手紙を書いて出すポストや、罪を書いて捨てる罪のゴミ箱も用意している。祈りのノートに書き込んで、みんなに祈ってもらうこともできる。祈りとは、要は神様とのコミュニケーションだから、賛美をするのも、絵を描くのも、罪の告白をするのも祈りの一部だよ、と話している。そして大切なのは、あなたから神様への一方通行でなくて、神様の思いを聞くときを持つことだと話している。

 そんな準備を整えたうえで、1/24(二十四時間の連鎖祈祷)や3/24(三日間の連鎖祈祷)を長期休みごとに行うようにしている。一時間枠で一コマずつ埋めていくのだが、いつもすごい勢いで埋まっていく。とくに夜中の時間帯が……。夜中に祈祷室に入る子たちは教会に泊めたりするのだが、この祈りの部屋に入って祈った若者たちは、一様に輝いて戻ってくる。「部屋に入った瞬間、神様がおられるのが分かった」とか「神様が全部聞いてくれた」とか、とにかく素晴らしい体験をして変えられてくる。問題が解決した者や、主にある決断をすることができた者、洗礼を決心した者も多く起こされている。何よりも人のために祈る、神の思いを聞くことができるように変えられてくる。これはただただ御霊なる主の働きだ。この祈りの火が燃やし続けられる限り、日本のリバイバルは近いと確信している。