クリスマスに届けたい素敵な本とメッセージ ■贈り物を思いめぐらすひととき

西脇博史
恵泉書房 スタッフ

『クリスマスの祈り』
ブライアン・モーガン著 1,260 円 B6変型判 52頁

クリスマスに友人に何か贈りたいなぁ。そんなとき、目にとまったのがこの絵本でした。セピア調の温かい絵が、心を穏やかにしてくれます。
ページをめくっていくと、短い文章で、主人公である「豊かな心を持つ貧しい男」が友に贈り物を贈るプロセスが、ゆったりと描かれていきます。
この男は想像します。自分がお金持ちで、どんな高価なものでも買えるとしたら、何を贈ろうか。それを受け取った友は、どんなに喜んでくれるだろうか。そのうちに、「お金では買えないほど値打ちのある贈り物」について考え始めるのです。
そして、ついにそれを発見し、ペンをとり、羊皮紙に、書き始めます。クリスマスの第一日には……、第二日には……。第十二日には……。
こうしていつまでも残るものが友の心にも届けられるようにと、神さまへの祈りを書き表したのでした。この絵本にしるされた十二の祈りが、私の友の心にも響くといいなぁ……と、ひそかに願っています。

<おすすめBOOKS>

『きぼうノート』
みなみななみ著 1,050円
 ファン待望の新刊。みなみななみ訳の聖書のことばとイラストで、沈んでいる人に小さな希望の灯りを――。

『きみは愛されるため生まれたCDBOOK』
河野勇一著 700円
楽曲「きみは愛されるため生まれた」をテーマにつづられたエッセイ集。ミニCD付きでギフトにもぴったり。

『聖書がわかる! クロスワードパズル』
黒須言の葉著 680円
聖書をプレゼントするきっかけとしても最適な異色のパズル本! コラムもついていて、さりげなく伝道できる。

『「はな」生き生きと』
神田隆作 1,400円
 花の写真、イラストなどに、書き込みスペースがついており、オリジナルの一冊がつくれる。

『アメイジング・グレイス 新版』
森住ゆき著 1,260円
 神と出会ったひとりの女性の心の軌跡をつづったエッセイ。新作ちぎり絵で新版が登場。