『レフトビハインド』ダイジェスト 『トリビュレーション・フォース』ダイジェスト

『トリビュレーション・フォース』

 あの大消失事件から二週間が過ぎた。

  キリストを信じるようになったレイフォード、その娘クローイ、雑誌記者のバックは、青年牧師ブルース・バーンズを助言者として、信仰のために闘う「トリビュレーション・フォース」を結成し、世界の新しい指導者に立ち向かう決意を固める。ルーマニアのニコライ・カルパチアは、ほとんど一夜にして国連事務総長の座を手にする。世界中の人々が彼に魅了されるなか、トリビュレーション・フォースのメンバーは、ニコライこそ反キリストであると確信する。

  奇妙な出来事をとおして、レイフォードもバックも、カルパチアの下で働く身となる。レイフォードはカルパチア付きの機長として、バックはグローバル・コミュニティー・ウィークリー誌の発行人として。カルパチアはレイフォードが信者であることは知っているが、彼とバックとの関係、バックの信仰については気づいていない。

 ニコライが指導者として立つ国連はグローバル・コミュニティー(GC)と名を変え、軍事力をもって世界を統一していく。

 イスラエル国会議事堂で、イスラエルはGCとの軍事同盟である7年条約に調印する。嘆きの壁ではイーライとモイシュが報道陣に向かって警告を発していた。

 大患難時代がはじまった。

 レイフォードは元妻の影響で信仰をもったアマンダと、バックはクローイと、結婚する。

 そんな中、ブルース・バーンズが戦火に倒れた。