ブック・レビュー 『魅力的な礼拝へのかぎ――サドルバック教会からの追伸』

『魅力的な礼拝へのかぎ――サドルバック教会からの追伸』
池田 博
日本福音キリスト教会連合 本郷台キリスト教会 牧師

思いきって変えてみませんか ―― あなたと教会にチャレンジする本

 本書は、先に出版された『健康な教会へのかぎ』(リック・ウォレン著、いのちのことば社刊)の割愛された部分の翻訳です。全体で八十頁程度、読み始めると一気に読めてしまう本です。

 私は、『健康な教会へのかぎ』を読み、牧師として、また教会として、立ち止まらされた経験があります。ビジョンを持つことのすばらしさ、こういうことができたらと思うことをみごとにやっている。また時代や人、地域のニーズに、いかに応えようかと取り組んでいる。当然、本書はその延長線上にあります。そして私は、読みながら改めて考えさせられました。

 信徒が祈って、祈ってやっと一人の新しい人を教会に連れてくることができました。ところが、その日牧師は、十分の一献金の勧めのメッセージをしていました。また著者自身の体験として別の機会には、宣教師の証しの日であり、教会にとても失望したといいます。

 これは日本の教会にありがちなことではないかと感じました。教会として、当然新しい人々へのアプローチをどうしたらよいのかを考えていないということはないでしょう。しかしそれを恒常的なプログラムとして取り組めていないように思うのです。今日も相変わらず、春秋の特別伝道集会を伝道プログラムとしているところが多いようです。これは人のニーズにまったく応えていない一方的な教会中心のプログラムではないでしょうか。

 仮に新来会者が礼拝に来たとき、駐車場係、受付、案内係、すれ違う人がどのようにその人に接するか、どれだけ温かく歓迎して迎えようとしているか、それだけで、その人は、教会がどのような場所かを判断してしまうのです。毎週の礼拝が、新来会者、求道者に焦点を合わせられていること、教会への入りやすさ、分かりやすいメッセージ、そして、音楽プログラムは、特に大切と強調されています。

 私は、さっそく教会として、取り組む決意をしました。本書はそんな迫りを受ける一冊です。

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