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礼拝と宣教の前進のために
赤江弘之
(東京キリスト教学園理事長 日本同盟基督教団 西大寺キリスト教会牧師)
今春、待望の『教会福音讃美歌』が刊行されます。福音讃美歌協会の理事会と編集者といのちのことば社のお働きに、心から感謝します。実に大いなる事業を成し遂げられました。21世紀になって早くも12年目です。日本の教会が、現代のわかりやすい言葉で、歌いやすい曲で、新しい時代にふさわしい賛美歌集を生み出す日が遂に来たのです。従来の親しまれてきたレパートリーと共に、新しい翻訳や、編曲、さらに現代日本の創作賛美歌も含まれています。諸教派・諸教団で広く採用され、礼拝と宣教の前進のために大いに用いられることを、切に祈ります。
この度、福音派諸教会による新しい賛美歌集『教会福音讃美歌』が出版されることとなりました。宗教改革の基本理念「聖書主義」「万人祭司」は、キリスト者一人ひとりが、みことばに共鳴し、みことばを生きる人であるようにと、「会衆賛美」を生み出すに至りました。福音派諸教会が、会衆賛美歌集編纂に心を注ぐということは、宗教改革往時の精神を「今」にこそ生かそうとする美しい業(わざ)であると云えましょう。『教会福音讃美歌』は、古今東西の賛美名曲がバランスよく編纂されています。現代日本人にわかりやすい心地良い歌詞と、日本人として忘れてはならない、永く味わい続けていきたい“いにしえのことのは”(文語体歌詞)のコントラストが大変鮮やかです。賛美とは、主が主であるためにこそなされるものです。それと同時に『教会福音讃美歌』を詠う方々が、お互いに“みことばを生きるもの”であることを鏡のように見せ合う、更には魅せ合っていく……そんな新しい賛美文化が起されることを期待して止みません。
多くの方々の労苦が積み重ねられて、『教会福音讃美歌』が刊行されることを心から喜んでいます。「教会……」というタイトルが示すように、それぞれの教会の伝統や神学的背景を大切にしながら、それらを総合する形で賛美歌集が作られました。「超教派的」というよりも、「協教会的」という言葉がぴったりの、教会協力のうるわしい証しの結晶です。さらに内容が「福音的」です。キリストの十字架と復活への信仰告白を軸としての編集方針が明確に示されています。また、現代に即したわかりやすい歌詞が魅力です。私たちの中目黒教会の礼拝では、さまざまな歌集から選んだ賛美歌を用いて礼拝がささげられます。そうした賛美歌集にもう一つすばらしい選択肢が加えられたことを感謝して、大いに活用させていただきたいと思います。
待ち望んでいた『教会福音讃美歌』がついに刊行の運びとなり、心から主に感謝し、御名を賛美いたします。 ここに集められた506曲をもって、礼拝で、各集会で、聖会などで、信仰告白を同じくする方々と、心を一つにし、声を合わせて、心から主なる神を賛美できることは、本当に幸いであり、感謝です。2003年から話し合いが積み重ねられ、このように新しい賛美歌集を発行できるまで、様々な形で労してくださったお一人お一人の上に、主からの豊かなねぎらいがありますようにと祈りつつ、早速活用させていただく所存です。


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