『巨匠が描いた聖書』>推薦のことば

カトリック中央協議会・広報 様より推薦をいただきました。


推薦理由

とにかく美しい。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェリ、カラバッジョ、レンブラント、ゴッホ、シャガール、ルーベンス等々、西洋絵画の名だたる巨匠たちが描いた聖書の世界が、このほど「いのちのことば社」から一冊の美術書として発行された。タイトルもずばり、『巨匠が描いた聖書 The Bible Art Museum』。美術史にきら星のごとく燦然とその名を残す「美の巨人」たち30人が精根込めて描き上げた聖書のテーマ46作品が、A4変形判サイズいっぱいに余すところなく収載されている。高度な印刷技術のゆえであろうか、作品に描かれた人物の表情が実に鮮明に表現されているのにまず驚く。本書のもう一つの特徴は、作品ごとに、キリスト教的な短い項目と解説が付されている点。例えば、旧約聖書の「出エジプト記」に材を取ったレンブラントの「モーセと十戒」。シナイ山で神から「十戒」を授かったモーセが下山して民の堕落を目の当たりにし、十戒の刻まれた石板を大きく振りあけて民に投げつける場面は、「怒り」と項目が付されている。激しい怒りに駆られて石板を大きく振りかぶるモーセだが、描かれている表情はなぜか物悲しい。民の度重なる離反にある種のあきらめと悲しみがにじんでいるようで、画家の信仰理解が垣間見えるように思えて興味深い。また該当する聖書の引用個所と、簡にして要を得た解説とが同時に施され、この絵画集をひと味もふた味も違った美術書に仕立て上げている。解説が礼拝やミサにおける説教の香りを漂わせているのも、編著者がかつて11年にわたりプロテスタント教会の牧師を務めた経験によるものであろうか。「赦し」「試練」「断絶」「混乱」「帰還」「約束」「招き」といった項目の解説を拾い読みするだけでも、キリスト教の主要なテーマに触れることができる。美術書、聖書解釈書、そして簡便でよくまとまった信仰の書としても利用が可能であろう。カトリック、プロテスタントを問わず、聖書の世界を深め、味わいたいと願うすべての人々に好適な一冊と言えるだろう。以上の理由から、カトリック中央協議会・広報として、本書を推薦致します。
カトリック中央協議会・広報

[ウインドウを閉じる]


フォレストブックスのラインナップ フォレストブックス・イベント情報
Forest Books Logo
copyright© 2009 by Word of Life Press Ministries. All Rights Reserved