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『明日はどっちだ』 むかしロックギタリスト、いま牧師 金本 友孝 著 |
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| 決して極道ではない。もちろんエリートではない。「じゃあ、普通の人でしょ」と言われるかもしれないが、残念ながらそうでもない。 私は、中途半端なのだ。 かつてはロック・スターを目指した。音楽は好きだったし、有名にもなりたかった。それだけならありきたりだし、やるだけやってダメだったら出直しもできる、それが普通だろう。しかし私の場合は違った。例えば、黒人が貧困から脱出するためには、プロのスポーツ選手かミュージシャンになるしかなかったように、日本に取り残された「在日」には、人並みの平凡な人生も、いわゆる出世コースに進むことも許されてはいなかったのだ。 |
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そう、私は日本人ではない。かといって韓国人とも言い切れない。そんな「中途半端」な在日韓国人三世だ。 具体的なことは本文を読んでいただくとして、その中途半端な人間が、どんな明日を探し求めたのか。明日はどっちだ……それが本書のテーマである。 出版に至る経緯、それは、去る二〇〇〇年七月に開設した私のホームページに始まる。タイトルは「元、金髪のロック・ギタリスト(今は牧師)のHP」。その半年後には、地元のテレビ局(福島テレビ)が取材に来て、特集が組まれた。元金髪のロック・ギタリストが、なぜ今は牧師なのか、興味を引くところであろう。ホームページにちょこっと書いた「身の上ばなし」が、そのまま番組となった。そして今回、その「身の上ばなし」を本に、という話が舞い込んできたのである。 |
| しかし、過去を公にするのは、正直言って恥ずかしい。決して誉められるようなことばかりではないからだ。それでも、私と同じように「中途半端な自分に何ができるのか」と悩み、人生の迷いを感じている人がほかにもいるなら、その人のためにこの本が何らかの意味を持つことができるのでは、とも思う。いや、そうなることを願ってやまない。そのために、自らをさらけ出す勇気を天から与えられた、と信じるのである。 カネとコネ、学歴と地位がモノを言う、そんな世の中で、それらを何一つ持たず、自らのアイデンティティさえ持たない者が、どのように生きたのか……。その半生の記録を通して、生きる意味と幸せの意味を考えていただければ幸いである。 |
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| (『明日はどっちだ』金本 友孝 著 「はじめに」より) | |
| 『明日はどっちだ』─むかしロックギタリスト、いま牧師 金本 友孝(かねもと ともたか) 著 |
四六判(188×128)上製 224ページ 価格 1,575円(税込) ISBN: 4-264-01948-6 |
| [書評] | 松田 高夫(単立 大阪キリストチャペル 牧師) |
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| 元、金髪のロック・ギタリスト(今は牧師)のHP http://www.alpha-net.ne.jp/users2/chapel/ |
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